秩父市の2級基準点          2023.03.09                     戻る
 

2/19 (質問・問合せ)
三角点の探訪を趣味でやっております。二点について教えてください。
一点目は吉田町地区で吉田小学校へ通う北側の階段の校庭の傍に三角点表示杭が有り昨年11月に訪れて丸いマンホール内に
丸いメタルの基準点が有りました。この点は国土地理院HPでは四等三角点・吉田町火の見となっています。

もう一点は田中橋バス停から布里地区の北西方向に有る山に有る三角点で林道を経由して山頂尾根に取付き吉田町・2級基準点標識
の杭を見つけ傍の丸いマンホールを開けて中の丸いメタルの基準点を
見つけました。先のHPでは四等三角点・石間戸向(385.86m
となっております。

三角点を基準点への変更などの経過などが有りましたらお教え願います。
よろしくお願いします。


2/21

国土地理院HPにある四等三角点・吉田火の見付近にある秩父市の2級基準点は、昭和59年12月7日に設置されたものでした。
また、四等三角点・石間戸向付近にある秩父市の2級基準点については、昭和59年12月8日に設置されたものでした。
いずれの基準点も当時の吉田町が独自の基準点網で配点したもので、三角点との関連は確認できませんでした。


2/22
 (追加質問)

三角点・石間戸向は昭和31年3月に設置されていますので、28年後の昭和59年に吉田町にて基準点を設置したことになります。
また、芦田地区の龍勢ロケット台裏から尾根伝いに登った場所に、四等三角点・丸山が有ります。設置は昭和31年9月で
この点は御影石の標石が有りました。
かなり昔(39年前)の事で記録が無いように思われますが、お手数をおかけしますが経緯が判ればお知らせください。


2/24
 (再回答)
四等三角点・石間戸向について、当方でも現地に赴き、周辺を捜索しました。その結果、やはり、三角点の痕跡を
見つけることはできませんでした。
次に2級基準点について、過去の資料を詳細に調べました。
今回のご質問にあった2級基準点については、道路台帳整備に伴う現況平面図作成のために設置したもので、
各種公共事業等の基準点として使用することができるよう、平成3年度に国土調査法第19条第5項の規定に基づく指定を受けたものでした。
その成果を調べたところ、近傍の既知点(1等~4等三角点)24点と新設点(2級基準点)30点を配点した基準点網図が作成されておりました。
既知点の中には、岩崎様が訪れた三角点・丸山も含まれておりましたが、石間戸向や吉田町火の見は、含まれておりませんでした。

したがって、これらの三角点はこの段階で既に亡失若しくは、滅失していたものと推測されます。(あくまで推測です)
過去の資料を調査した結果は、以上になります。お役に立てず申し訳ありませんが、これ以上調査することは、難しいと思いますので、
よろしくお願いします。