ネットで三角点の基礎となった「相模野基線」の事を知り探訪に出かける。
11月25日

 今回は三角点・下溝村(97.17m)三角点・基線中間点(84.65m)、三角点・座間村(74.90m)さらに第一増大点の三角点・長津田村(100.44m)の4点を訪れた。
 三角点・下溝村(基線北端点)へは小田急相模原駅から北方向へ約3㎞辺りに有り住宅街を歩き始め約40分で到着する。しっかりした保護石に守られた三角点と近くに北端点の説明石碑が有った。写真を撮り往路を戻る。
 三角点・基線中間点へは駅に戻る手前から線路を渡り線路沿いに暫く進んだ市道相模が丘四64線のマンホールの下に設置してある。マンホール用の工具で鉄製の蓋を頑張ってやっと開ける。金属製三角点は泥で隠れていた。軍手で擦りながら綺麗にして写真を撮って元に戻す。四等三角点で相模野基線のほぼ中間に設けられたものです。
 三角点・座間村(基線南端点)へはさらに南方向に進み約3.2㎞辺りの鳥羽医院の前庭に有った。垣根の外から写真を撮る。此処にも南端点の説明石碑が有った。
 三角点・長津田村(第一増大点)へは東方向に約1.5㎞進んで小田急南林間駅から中央林間駅に移動する。さらに東急線に乗り換えてすずかけ台駅に移動する。駅前広場で遅い昼食にする。南西方向に約650m進んで南東方向に曲がり駅から約20分で三角点のある飯綱神社に到着する。三角点は鳥居の傍広場に有った。写真を撮り駅に戻る。
 良い天気で気持よく歩けた。 

11月27日
 先日に続いて相模野基線三角網に出かける。今回は三角点・鳶尾山(234.13m)を訪れた。
 三角点・鳶尾山(第一増大点)へは小田急本厚木駅からバスで鳶尾団地へ向かいバス停から歩き始める。天覧台公園から鳶尾山ハイキングコースに入る。早速216段もの階段を息を切らして上る。尾根に上がると歩き易い落ち葉を敷き詰めた登山道になる。約20分で観光展望台に着く。らせん状の階段上り展望を楽しむ。気持ちの良い尾根道を約25分で鳶尾山に着く。休憩ベンチのある広場で三角点は展墓が望める奥に有った。しっかりした保護石に守られていた。三角点の説明看板もある。暫し休憩する。下山はやなみ峠方向へ下る。約30分で車道に出る。八菅神社方向へは行かず車道を歩いてバス停に向かう。八菅橋を渡り一本松バス停に着く。遅い昼食にする。バスで本厚木駅に戻る。
 良い天気で気持よいハイキングになった。第二増大点、第三増大点の探訪が残っている。
12月04日
 相模野基線三角網探訪に出かける。今回は第二増大点で大磯駅の北方向で湘南平近くにある三角点・浅間山(181.28m)と東京都で小田急・はるひ野駅の北方向約2.3㎞に有る三角点・連光寺村(161.75m)の二点を訪れた。
 三角点・浅間山へは大磯駅から歩き始め東海道線を潜って登り口を探しながら進む。少し迷って行き過ぎたが戻って「湘南台」の看板を見つけて急坂を上り始める。とにかく急な車道を息せき切って上り途中で衣服調整をする。P111mからは歩き易いハイキング道になりアップダンスを繰り返しながら湘南台との分岐に着く。右に進み岩がらみの急坂を一登りで三角点の有る浅間山の広場に到着する。浅間神社が有り三角点はその裏に有った。三角点標石は縁取りがされていた。写真を撮り小休憩後に往路を駅へ戻る。
 三角点・連光寺村へは大磯駅から藤沢駅経由で小田急線・新百合ヶ丘駅から多摩線ではるひ野駅に向かう。駅前から北方向に歩き始める。歩き始めて暫くして何か見覚えがあると気づき始める。左に曲がる地点で東京都の一等三角点探訪で訪れたことを思い出す。再訪だけどまあ良いか!多摩大学の向にこじんまりした森の中に八坂神社が有り直ぐ隣に三角点が有る。看板も昔と変わっていなかった。(帰宅後に調べて2019九年2月に探訪している)写真を撮り往路を駅に戻る。 
 最寄り駅から約4時間も電車に揺られ、一方、三角点探訪で歩いた時間が約2時間と少しで第二増大点は遠い処に有る。因みに第三増大点はもっと遠くになり千葉と丹沢の奥になる。先は長いなあ!
12月07日

 相模野基線三角網探訪に出かける。今回は第三増大点で千葉県の君津市に有る「鹿野山測地観測所」内のある三角点・鹿野山(352.39m)を訪れた。
 三角点・鹿野山へは自宅から埼京線、武蔵野線、京葉線、内房線を利用して佐貫町駅へ向かう。駅から日東バスにて「国土交通局・国土地理院・鹿野山測地観測所」前で下車して歩き始める。此処までに約3時間かかった。バス停から所内の三角点まで約4分で到着する。写真を撮り往路をバス停まで戻る。急いだ理由には帰りのバス便が19分後でそれを逃すと約2時間の待ちになるからで、ゆっくりと第三増大点である丹沢山などを眺めることも無く(周りが藪で展望は無かったのだが)バス停へ戻った。帰りのバス・電車時間も約3時間を超えた。
 千葉県の君津市を訪れたのは初めてで電車の乗り換えが心配で、計画書を手元に置いてチェックしながら寝る暇もなかった。相模野基線三角網探訪の残りは丹沢山のみになったが、登山の歩程時間が約8~9時間になるので日照時間の長い時期になってしまいそうだ。
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相模野基線三角網探訪・      
 下溝村(北端点)、基線中間点(中間点)、座間村(南端点)
 長津田村(第一増大点)、鳶尾山(第一増大点)、浅間山(第二増大点)、
 連光寺村(第二増大点)、鹿野山(第三増大点)、丹沢山(第三増大点)
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11月25日
 南与野7:51-新宿8:288:37-新百合ヶ丘9:059:06-小田急相模原9:23、駅西口9:29・・・三角点・下溝村10:09/10:12・・・三角点・基線中間点10:56/11:04・・・
 三角点・座間村11:55・・・南林間駅12:18頃、12:24-中央林間12:2612:32-すずかけ台112:37、《昼食》12:53・・・三角点・長津田村13:14/13:18・・・
 すずかけ台駅13:38頃、13:42-長津田13:4613:48-渋谷14:1914:29-南与野15:02
11月27日
 南与野7:56-新宿8:268:40-本厚木9:28、駅北口1番線9:34-鳶尾団地9:55頃、9:59・・・天覧台公園10:02・・・観光展望台10:22/10:27・・・
 三角点・鳶尾山10:48/10:58・・・やなみ峠・・・車道出会11:27・・・八菅橋11:38・・・一本松バス停11:55頃、12:09-本厚木駅12:48頃、本厚木12:54-新宿13:43
 13:54-南与野14:22
12月04日
 南与野7:49-赤羽8:088:17-大磯9:439:46・・・三角点・浅間山10:34・・・大磯駅11:140頃、11:24-藤沢11:4111:56-新百合ヶ丘12:2912:33
 はるひ野12:40、駅北口12:44・・・三角点・連光寺村13:06・・・はるひ野駅13:29頃、13:30-新百合ヶ丘13:3813::39-新宿14:03114:14-南与野14:42
12月07日
 南与野9:10-武蔵浦和9:149:25-南船橋10:2110:26-蘇我10:4510:51-木更津11:2211:29-佐貫町11:50、駅前11:55-観測所前12:22頃、12:24・・・
 三角点・鹿野山12:28・・・観測所前バス停12:32頃、12:41-佐貫町駅13:0813:29-君津13:4613:50-蘇我13:3013.35南船橋14:5015:00
武蔵浦和15:5315:58-南与野16:02
(以下本文工事中)
三角点・鹿野山(第三増大点) (352.39m)
相模野基線・南端点と同・北端点は、明治15年(1882)に当時の陸軍省参謀本部測量課(後に陸地測量部、現在の国土地理院)が全国の三角測量を実施するために設置したもので、いずれも日本の測量や地図を作る上で重要な役割を果たした最古の基線端点です。相模野基線を三角形の一辺として、一等三角点「長津田村」及び一等三角点「鳶尾山」を頂点とする三角形が形成され、さらに日本各地の一等三角点へつながっています。全国の三角点網は、大正2年(1913)に完了し、二等、三等三角点の整備も進められ、大正13年(1924)には全国を網羅する縮尺五万分の1の地形図がほぼ完成しました。  
相模野基線三角網の資料・説明等
浅間神社
三角点・蓮・連光寺村(第二増大点)(161.75m)
三角点・浅間山(第二増大点)(181.28m)
三角点・基線中間点(中間点) (84.65m)
三角点・座間村(南端点) (74.90m)
三角点・長津田村(第一増大点) (100.44m)
三角点・鳶尾山(第一増大点) (234.13m)
八坂神社
三角点・下溝村(北端点) (97.17m)