2日目。いよいよ旭山動物園。ホテルから1時間20分ほどで到着。園内地図をもらい各自自由に見学する。猿山、ホッキョクグマ、アザラシ館を回った、猿たちは雪のなか寒くないのかな。ホッキョクグマは狭い檻の中でうろうろしていてちょっとかわいそう。元気がなかった。アザラシは大きな透明の円筒をいったりきたりしていて、楽しそうに見えた。あまりにまるまるとふっといるので驚いた。寒いので脂肪がたまっているのか。アザラシを見てたら夫が呼ぶ声がしたので声の方へ行ったが見あたらず。しばらく探したが11時近くになり外へ出た。そしていよいよメインイベントのペンギンのお散歩だ。11時に舎の門を開けると散歩したいペンギンが勝手に出てくるという仕組み。決して追い立ててはいないそうだ。雪を盛り上げてつくった道をペンギンが体を揺らしながらゆっくり、そして私たちをキョロキョロ見ながら歩いてくる。前後に飼育係の人がいて、「さわらないで」っていいながらペンギンの歩調にあわせて歩く。皇帝ペンギンは背が高いのでしゃがんでるとちょうど目線が同じ高さになり、何度も目があった。こちらが見られてる感じだ。雪の中一列になったりひろがったり、中には腹ばいになって羽で水をかくようにばたばたさせているのもいてかわいかった。私もペンギンの歩調にあわせて移動。何枚も写真を撮った。12時半集合なのでいそいで東門へ。途中道に迷ったが時間前に到着。楽しいひとときだった。
次は1時間ほどで「旭川冬まつり」会場へ。石狩川あさひ橋近くの河川敷が会場になっている。一面真っ白。雪像や小さな雪だるま、そしていろんなお店がでてた。アップルパイを買う。高所作業クレーンの試乗をし、石狩川をばっちり見る。見所は大きなお城の雪像だ。夜はプロジェクションマッピングのイベントがあるようだ。雪はどんどん降り続く。
次は層雲峡氷瀑まつり会場へ。柱をたてて作った建物に石狩河の水をかけて少しづつ凍らせて氷瀑状にしたオブジェが並んでいる氷の色が水色や薄い緑色、透明な部分と微妙に違ってきれいだった。入り口で協賛金として1人300円を寄付した。入り口近くに写真屋さんが待機していてイスにすわって並ぶよう言われた。ブリザードの激しい風で雪が顔に当たっていたかった。まだ、きてない人がいたが、さっさと撮ってもらった。会場はさほど広くなかったが、なんたって地吹雪がものすごく、のんびり見てられない。氷の家になっているところを何カ所か見学。早々に引き返した。寒かったー。たぶん体感温度は-30度位だと思う。
暖かいバスに戻り知床斜里駅を目指し出発だ。今日の移動距離は320キロ。すごいね。知床斜里駅は夫が以前きたことがあるとのこと。昔と変わっていたらしい。駅の側のルートインホテル泊。ホテルに着く前に町中のお食事処・里味で夕食。これがまたおいしかった。そばも魚もご飯も。良心的ないいお店だった。その後ホテルへ。ここはいわゆるビジネスホテルだけど温泉があって、いいお湯だった。寒さで固まった体をゆっくり温めることができた。
3日目。晴れ。真っ青な空だ。バスで北浜駅に向かいそこで記念写真。この駅はオホーツク海に一番近い駅でちょうど私たちがいるときに電車が通過した。ラッキーだ。そこから網走港に移動。流氷砕氷船オーロラ号で流氷見学に。9時半出港。流氷は薄くまばらで波にはかなくただよっているだけ。ちょっと期待外れ。でも鷲が止まっているのが見られた。1時間ほどで港に戻り能取岬へ。海がすぐそばで小さい灯台がある草原。といっても今は枯草とまばらな雪の原だ。そして最後の観光地天都山へ。展望台からオホーツク海が一望できた。遠くの水平線が白く見え、あれが流氷か。昼食後土産物屋で休憩し一路旭川空港へ。今回の総移動距離はなんと約900キロ。すごいね。夕飯は空港のレストランで小どんぶりのそぼろ丼で済ます。思ったよりおいしかった。定刻より20分遅れで離陸。羽田着22時20分。慌てて荷物の引き取りのほうへ行かず出口から出てしまい、ちょっと出かかったとき気づいて戻りかけたが警備員に止められだめだった。通路から荷物受け取りの場所のほうを探し、夫に気づいてもらえた。帰りはリムジンバスで武蔵浦和経由浦和行きに乗車。武蔵浦和で下車し、まだ、埼京線があったので電車で南与野へ。タクシーで帰宅。0時半、無事到着。お疲れ様。
(余談)寒さ対策に以前夫がネパールで作った寝袋のダウンコートと真理ちゃんのお土産のムートンの手袋を用意したが、靴をどうするか。これが問題だ。いつも通る夢燈館に子供用の防寒靴を見つけ、履いてみたらなんとか履けそう。300円で購入。役に立った。(晴枝記)