三角点探訪で東京都の二座(点）と埼玉県の一座（点）と山梨県の一座を踏みに出かける。台風24号の影響で早朝出発なので一日遅らせる。赤指尾根はマップでは峰谷から石尾根の千本ツツジへは登山道があるが、下部の尾平山から赤指山間は登山道が表記されていないが、かなりの人が登っているようだ。
　小河内神社バス停から歩き始める。麦山線林道の急坂を上り神社を過ぎて、いぬえ集落への細い分岐の左反対側から尾根に取り付く。急登がしばらく続く。傾斜が緩やかになるが再び急になりＰ981ｍの雨乞山に着く。一休みする。緩やかに下り上り返してしばらくして西に向きを変えて三角点のある三角点・福次（尾平山・大平山）に到着する。北西に向きを変えて緩やかに登りＰ1104ｍを過ぎて下って上り返した小ピークで休憩する。さらに上り峰谷からの林道に出合う。少々疲れてきたのでこの先アップダウンのある尾根筋ではなく林道を進むことにする。赤指山へは林道が尾根筋を横断する場所から尾根に戻って赤指山へ上る予定だったが、そのまま林道を進み終点の場所から尾根に上ってしばらくして三角点・茸岩（赤指山）山頂に着いた。本日２点目の三角点だ。
　その後も尾根を外さずアップダウンを繰り返して上り、峰谷からの登山道に合流する。台風の影響か登山道（踏み跡）に折れた小枝が散乱していてうっかりすると道を間違える。石尾根合流手前の急坂を上り終えてやっと緩やかな歩きやすい登山道になった。登り始めて約５時間もかかった。鴨沢からの合流点を過ぎ約40分で三角点・七ツ石（七ッ石山）に到着する。本日３点目の三角点だ。展望の良い山頂だ。
　ブナ坂まで急坂を下り多少のアップダウンが有るものの緩やかに上る。奥多摩小屋に到着する。良い天気だったのに下り気味になりガスって来た。本日の泊まりの雲取山避難小屋まで後約１時間、少々疲れてきたが水約4.5㍑を追加して頑張って歩き始める。小雲取山への急坂を喘ぎながら上り緩やかな登りで出発して約８時間で避難小屋に着いた。疲れた！　かなり広い避難小屋で20人が泊まれるようだ。雲取山山頂、山荘まで近いので避難小屋に泊まる人は少なく、貧乏な自分一人で貸し切りだった。疲れていたのかお酒も少ししか飲めずに寝てしまった。夜半にトイレに出たときに星空を眺める。
　翌日５時に出発する。少々寒い。約６℃だった。三条ダルミまで下る。登り始めてからしばらくして笹藪に変わり朝露でズボンが濡れてきた。笹が無いところもありそのまま進むがしっかりと濡れて靴の中まで濡れる。狼平を過ぎ前方に三ッ山が望めてくる。登山道は尾根筋からかなり下がった場所に設けられている。山頂の少し手前から尾根に上がるのだが、登山道が上り切って左に直角に曲がる辺りで笹藪に突入する。上り易そうな場所を選びながら稜線までがむしゃらに上る。山頂を左に回り込みながら急坂を滑りやすい笹を掴みながら強引に登る。山頂で三角点・大洞を探すが笹藪で判らず文明の機器ＧＰＳで狙いを決めて笹をかき分けて発見する。５～６㌢しか地表から出ていない。今回４点目の三角点、証拠写真を撮り引き返す。笹を頼りに滑りながら下る。登山道に戻り一休みする。
　北天のタルまでは三ッ山（三つの山）の崖を巻いているので崖の通過用に木橋が随所に設置されていた。北天のタルで大休憩する。濡れた靴下を絞り、靴の中敷きも絞り良い天気で乾かす（乾くはずは無いのだが）。ここからお祭りバス停までは昨年五月に飛龍山と竜喰山を登った時に歩いているので気持ちよく日光浴？を楽しむ。三条の湯は昨年テント泊した処、後山川に沿ってドンドン下る。林道に出て飽きるほど歩いてお祭りバス停に着く。予定通りのバスで奥多摩駅へ、顔を洗ってさっぱり、ビールを買って車内で美味しくいただく。
　東京都の500ｍ以上の三角点67点の内、島部を除いた55点全部を登破した。結構疲れた！

三角点・茸岩(赤指山)（133.51m)

三角点・七ツ石(七ッ石山)（1757.33m)

三角点・大洞(三ッ山)（1949.34m)

赤指山

１０月２日～３日

三角点・福次(尾平山)（1074.61ｍ）

雲取山避難小屋

尾平山

奥秩父主脈縦走路（三ッ山手前）

三ッ山

奥多摩小屋

後山林道

三ッ山への取り付点

赤指尾根

麦山線林道終点