一八切符を使って宇都宮経由で日光に入る。中禅寺湖温泉から中禅寺湖畔を歩く。何度か歩いた道、13年前に宿泊した半月山荘は様変わりしていた。阿世潟で一休みする。
阿世潟峠から社山を目指すが、13年前の記憶はあまりない。小雨が降り出す。南尾根では笹原を下るので濡れが心配だが、多分台風の影響なのでそのうち止むだろう。山頂は意外と遠いが、約1時間で山頂に着く。途中でこれから下る南尾根、手前のガレている南東尾根が望める。小雨も止んで休憩後南尾根を下り始める。かなりしっかりした踏み跡が有る。物好きな人が意外と多いのを感じる。山行前に地形図を眺めてコースを検討した時に、1280m地点から約90度進行方向が南西方向に変わる。と気にしながら高度計とコンパスを片手に下る。1568mピークは右がガレているが、左側を巻いてトラバースで通過する。1465m地点は尾根が広くなり、踏み跡も笹に隠れて彼方此方探しながら下る。1300m近くになって慎重に向きを確認しながら進む。が、コンパスで方向を確認しながらではなく、踏み跡らしきものを探しながら進む。その結果として南西方向ではなくそのまま直進したようだ。かなり急なガレた尾根を下る。暫くして右に高い尾根が見えてきたことで、尾根を間違えたことを知る。休んで少し考える。このまま下っても阿世潟峠からの林道に出ることは判っていたし、ガレた上りは大変だろう。
結局このまま下る事を選んでさらに下り始める。右の沢に入って下る。沢は危険だが、お助けザイルも持参している。三度ザイルを使用して久蔵沢の河原に出る。ジャンプで沢を渡り林道に上がりホッとする。
一休みして林道を下り始める。銅親水公園を過ぎ間籐駅に着く。赤倉山と備前楯山を歩いた時に利用した駅で懐かしい。体を拭いて下着を交換、木陰で冷たいコーラをいただいて休む。旨い!ビールがないのが残念。帰りの車中で間違えて下ったルートを検証、慎重さが足りなかったと反省する。