始発で出発、日光に8時前に着いて歩き始める。17年前の記憶は曖昧で、山頂近くで岩場混じりの急登が有ったことぐらい。神ノ主山、鳴虫山と標準時間より早く順調に歩く。一休みして地形図片手に南尾根に入る。早速、立ち入り禁止の看板がある。無視して進む。約160m下り約60m登り返す。その後もアップダウンを繰り返すものの、基本的には下り尾根だが、P919mからの下りで尾根を外してトラバース気味に修正する。この時の間違いが復路で道迷いの原因になったようだ。P850mから急坂を80m下り、緩やかに120m登って火戸尻山に登頂した。長い帰りを気にして写真を撮ってすぐさま引き返す。
赤布を回収しながら順調に戻る。先人の赤テープも確認すると一安心する。P919m手前で往路と違うルートで登る。ピークからコンパスで確認して進む。が、どうも変だ!二度登り返して確認するが、往路での間違えた記憶が強すぎて三度目に間違った東尾根側に下ってしまった。暫くして間違えに気付くも登り返すもの面倒でそのまま降り続ける。(林道が有ることは判っていた)左側は植林の工事中で、最後には工事林道まで約4mの崖を古い切り株と枯れた根っ子を頼りに飛び降りる。(ずり落ちる)工事関係者に確認して歩き始める。当初計画したコースの分岐を確認してさらに林道を下る。約40分で大通り(県道一四号線)に出る。一休みして今市方面に歩き始める。近くにいたおばさんに確認、今市まで約8㎞・2時間かかるだろう、とのことだった。諦めてトボトボと歩く。来る車毎にヒッチハイクの合図を送る。停まってくれない。やっと六台目位で停まってくれた。有難い。
特急車内で打ち上げ、ビールで憂さ晴らし乾杯。結果的には約1時間早く帰宅できた。が、車中で道迷いの原因を検証する。当然登山者は自分だけ、もっと赤布を付けるべきだった。反省しきりである。