翌日からトレッキング開始。アンナプルナ山群は良い天気で始まる。マカルーBCで予備日を使ってしまい、2日間の短縮で歩くことになった。タダパニで一泊して早朝にサウスの朝焼けを撮る。通常2日間のコースを1日で歩くことになり、早めに出発する。樹林帯の道が多い。右にアンナプルナ・サウスを眺めながら行動を上げていく。が、雲に隠れて見えなくなった。ドバトで昼食、周りはすっかり霧で展望がない。が、時たま目の前にアンナプルナ・サウスとマチャプチャレが姿を現す。カメラを準備するが、撮るまでにはならず諦める。バイシ・カルカを過ぎた後、少し道を間違えて約1時間のロス、その後も急登やトラバースが続く。峠を越えてからのトラバースが長く、すっかり日が落ちた頃やっとロッジに到着した。11時間かかった。下着を取り換えて冷え切った体にストーブが温かい。
翌朝5時半頃より三脚を用意して日の出を待つ。目の前にアンナプルナⅠ峰、右にサウス、左にダウラギリⅠ峰、トゥクチェ、ダンプス、ニルギリなどが望める。朝焼けはダウラギリ方面が主で、アンナプルナ方面は東斜面のみ輝いていた。朝食後も三脚を立ててアンナプルナ・南壁に陽が差し込むまで粘った。午後にはガスが出てきて山々は見えなくなった。夕焼けの時間帯が近くなり、三脚を用意して待つ。時たまガスが晴れるが撮れる迄にならない。17時過ぎにやっとガスもきれいに無くなり、約15分の夕焼けショーが終わった。
翌日は下山日、朝焼けもソコソコに出発する。ドンドン下る。膝が笑い出す頃やっとPaudwarに着き昼食、さらに下ってゴラパニでバスに乗りベニへ向かう。シャワーで汗を流しロキシーで寛ぐ。
ベニからは路線バスで一路カトマンズに帰る。約9時間のドライブとなった。カトマンズでは日本から持ち込んだ日本酒を飲んで疲れを癒した。体重は約5㎏減っていた。