楽しみは翁(オキナ)草で暖かそうな産毛のコートをまとい、うつむいた姿で愛らしい姿を期待する。神農原駅から歩き始める。所々に案内の表示があり迷うことはない。宮崎公園のツツジなどが綺麗に咲いていて暫し写真タイムとなる。西中学校の端から山道になった。綺麗に整備された歩きやすい道で、道標が頻繁に現れて迷うことはない。神成山山頂はハイカーがたむろしていて三角点を探すことなく一休みで通過する。登山道は小さなアップダウンを繰り返し「神成山九連峰」と呼ばれている。吾妻山の手前にオキナグサの自生地があった。少し盛りが過ぎていたが期待通りの姿を眺められる。新堀神社への岩稜混じりの下山道を降りきり南蛇井駅へ向かう。
駅で驚いたのは構内にオキナグサの群落があった。線路のレール側に沢山咲いていた。環境の変化や乱獲で今では絶滅危惧種に指定されているそうだが、地元の人たちの保護活動の熱意を感じた。