北ア・雪倉岳〜朝日岳

8月17日〜21日

南与野22:57−池袋東口23:40−夜行・高速バス−直江津5:40頃・・・直江津駅7:19−糸魚川7:56、8:15−平岩8:53
平岩8:55−蓮華温泉9:55頃、・・・天狗の庭11:50・・・白馬大池13:00(テント泊)5:00・・・子蓮華山6:42・・・三国境7:30
・・・雪倉岳避難小屋8:50/9:00・・・雪倉岳9:45/10:00・・・分岐11:48・・・朝日小屋13:30(テント泊)6:40・・・朝日岳7:36
・・・五輪ノ森9:15・・・蓮華温泉14:30頃(ロッジ泊)7:40−相乗タクシー−平岩8:25頃、9:45−糸魚川10:20、10:58−
直江津11:37・・・バス停、13:00−高速バス−池袋東口19:25頃−南与野20:00

 ネパールトレッキングでお世話になっているエージェントのガイドが日本に来る。北ア・朝日小屋でアルバイトをする。との連絡が6月に入り是非とも会いに行かねばと計画した。朝日岳は22年前の8月と13年前の9月に訪れている。最初は蓮華温泉から朝日岳〜雪倉岳〜白馬岳〜鑓ヶ岳〜鑓温泉と歩いた。二度目も蓮華温泉から入り朝日小屋に泊まって栂海新道を歩いて日本海に出た。

 今回は夜行バスで直江津へ向かい、糸魚川を経由して平岩から季節運行のバスで蓮華温泉に入った。テント泊山行なので初日は白馬岳、二日目に朝日小屋、三日目に蓮華温泉に下山する計画だった。22年前のテント山行では44歳のまだ元気だった頃、出発が9時だったのに朝日小屋まで届かずに途中でテント泊になってしまった。そんな苦い思い出もあって今回は途中にテント場が有る白馬大池経由で10時に歩き始める。蒸し暑い樹林帯の急登に汗を流しながら上る。天狗の庭でこれから歩く雪倉岳から朝日岳が望め一息入れる。さらにトラバース気味に上り白馬大池に到着、小蓮華山方面は少々ガスっている。13時を過ぎ少し疲れたこともあり、明日は白馬岳には登らずに朝日小屋まで歩くことにして此処でテント泊にする。白馬大池は15年前に妻とキャンプで訪れて白馬岳を登っている。

 翌日も良い天気で明ける。小蓮華山への緩やかな上りを歩きながら稜線に出ると展望が開け、杓子岳、鑓ヶ岳、遠くに鹿島槍ヶ岳、槍ヶ岳、穂高岳が望める。小蓮華山で360度の展望を楽しむ。北から朝日岳、雪倉岳、鉢ヶ岳、清水岳、旭岳、白馬岳など、飽きることがない。三国境から雪倉岳方面に進む。大きく下り鉢ヶ岳をトラバース気味に回り込んで雪倉岳避難小屋に着く。雪倉岳の上りを前に昼食とする。鉢ヶ岳は山岳標高138位の山で登山道はなく、三年前にガラ場を詰め這え松を漕いで登った。39位の旭岳も踏み跡程度のガレ場を詰めてその年に登った。

 雪倉岳への上りは一気に歩いて山頂に到着、歩いてきた山並みや遠く剱岳も望める。しばし展望を楽しんで寛ぐ。この先朝日小屋までの道も長く、朝日岳へは明日登るのでトラバース道を選び暑い中で汗を拭き拭き歩いた。朝日小屋の手前で作業中の友人ガイドに会う。久しぶりの再会に固い握手。テントを設営して早速宴会を始める。すっかり良い気分になった頃に友人ガイドが仕事から帰って来る。しばし近況の話、今年の秋のトレッキングの打合せなどで、さらにお酒がすすむ。しっかり酔っぱらってテントに帰る。

 夜半には激しい雨が降ったみたい(記憶にない)。二日酔い気分で朝食もそこそこに最後に出発する。天気は霧雨程度、朝日岳の山頂でも展望もなく写真のみで下山を始める。吹き上げのコル付近から雨が降り始め風も強まりカッパを着る。ドンドン下る。22年前にテント泊した場所を注意して(記憶を思い出して)探しながら歩くも場所の特定が出来なかった。木道もかなり整備されていたが、雨に濡れていて注意しないとスリップする。白高地沢の鉄橋を渡る。以前はこんな立派な橋は無かったと記憶している。疲れもあったのだがそこからがさらに長かった。アヤメ平からの上りではアップアップの状態だった。濡れたテントに昨日飲み過ぎて夕飯を食べなかった事もあって、重いザックを投げ捨てたい気持ちになった。やっとの思いで蓮華温泉にたどり着いた。雨も止まずテンションも下がりテント泊を諦めてロッジ泊(素泊まり)に変更する。

 温泉に入り少し生き返る。疲れ切っていてまず残った(食べなかった)食糧を食べてからビールをいただく。翌日バスで平岩へ向かう予定だったが、平日運行は19日で終わっていた(またもや調査不十分だった)。同室の大阪の人がタクシーを予約していて同乗させてもらう。平岩から糸魚川、直江津へ向かう。ささやかな打ち上げをしてから高速バスでうたた寝をしながら帰る。

 今回はネパールの友人ガイドに会いに行った山行、何度か歩いたコースを歩き直して感じたことは、以前とは違う新しい発見を幾つか体験した。年によってその差はあるのだろうが、お花が思ったより多かった。花を眺める気持ちの余裕が出てきたのかなぁー。稜線では天気が良かったこともあって、気が付かなかった山を数多く見つけた。山を愛でながら歩くようになったのかなぁー、などなど。下山日の悪天による辛さはあったが、友にも会えて楽しい山行になった。

戻る

蓮華温泉ロッジ

朝日岳にて

朝日平

ラクパ・ヌルブ・シェルパと

雪倉岳

雪倉岳にて

剱岳

旭岳

鉢ヶ岳

鉢ヶ岳                 朝日岳                 雪倉岳

白馬岳

鹿島槍ヶ岳    槍ヶ岳             鑓ヶ岳  杓子岳      

白馬大池