白山・七倉山、四塚山

8月8日〜11日

南与野9:47−池袋10:40−高速バス−金沢駅18:02−送迎バス−東横イン(泊)6:40−送迎バス−金沢駅7:30
−別当出会9:45・・・中飯場・・・甚之助避難小屋12:40(泊)6:30・・・室堂7:00/7:20・・・千蛇ヶ池8:00・・・
七倉の辻9:00・・・四塚山9:50・・・七倉の辻10:10・・・七倉山10:35・・・小桜平避難小屋12:25(泊)6:30・・・
新岩間温泉9:05/9:45−一里野温泉10:00《温泉入浴》−金沢駅(映画・夕食)22:40−高速バス−池袋東口5:30頃
−南与野

 山岳標高141位の七倉山を登りに出かける。2年前の山行で別山と共に登る予定を天気が悪くて気持ちを削がれて下山した。今回はそのリベンジ山行となった。白山の登山バス運行の関係で8月12日までに行かないと交通の便が非常に悪くなる。天候を確認しながらの夜行バス予約が少し遅れて山行予定日の夜行バスが満席となった。仕方なく日中便で金沢に出かけビジネスホテルでの一泊となった。

 早朝に金沢を出発して登山口の別当出会に10時頃に到着する。当初の予定は北側の楽々新道を登って七倉山へ行くはずだったが、避難小屋二泊では南側の砂防新道で甚之助避難小屋〜七倉山〜小桜平避難小屋の方が、非常に楽に歩ける事に気がつき急遽変更する。初日は2時間と少しの歩きなのでのんびりと登り始める。甚之助避難小屋にお昼過ぎに到着する。小屋はお昼時で満員、外も溢れるばかりの人でいっぱいだった。皆が山頂へ向けて出かけやっと静かになりベンチの端でお酒をチビチビ飲み始める。目の前に2年前に歩いたチブリ尾根の奥に別山が望める。本日の小屋泊は5名、ゆったりと横になる。

 夜中は満点の星で好天を期待したが、朝方からガスがかかり展望はなし。室堂へ向けて歩き始める。弥蛇ヶ原手前の登りはお花でいっぱい、写真を撮りながらボツボツと登る。さらに弥蛇ヶ原はコバイケイソウの見事な群落、今年は当たり年らしい。室堂は登山客でいっぱい。今夜のアルコールと水4gを詰めて早々に出かける。千蛇ヶ池を過ぎ大汝峰を登らずトラバースする。4年前の5月に北縦走路〜中宮道と歩いて大汝峰分岐に着いたことを懐かしく思い出す。

 這い松の中の道を進んで七倉の辻に着き昼食にする。周りはガスで展望はないが時たまガスが切れて前方に四塚山が望める。四塚山に向けて一度下り上り返して大きなケルンが並ぶ広い大地に出る。左側の山頂に向けて登る。が、這い松で容易に稜線に上がれない。三角点は北側のピーク付近と見当をつけて、強引に中央付近の山頂稜線に上がり北側のピークに向けて這い松漕ぎを繰り返しながら尾根伝い進むが三角点は見つからない。中央付近にあった「山ねずみ」さんの標識で登頂と諦めて下る。

七倉の辻に戻り今回の主目的だった七倉山へ向かう。岩間道を稜線まで上り東に向きを変えトラバース気味に進み、下り始める手前から山頂への最短距離で右の這い松の藪に入る。幾らか薄い這い松を探しながら身を低くして這い松をかき分けながら上る。難行苦行の行進だ。大凡の山頂らしきところで登頂したと確認して引き返す。帰りは這い松に乗って一歩一歩慎重に下る。這い松から足を踏み外すと不甲斐なく藪の中に潜る。やっとの思いで登山道に帰り着く。二度の這い松漕ぎで靴の中はしっかりと濡れてしまった。一息入れる。

岩間道への下り道は利用者が少ないこともあり整備はイマイチの状態だった。が、樹林帯に入るまではお花は相変わらず沢山咲いていた。岩間道に分かれて楽々新道を下る。避難小屋は新築で真新しい床、トイレも完備しているが、水場が説明のとおりイマイチだった。本日3名で宿泊する。此処でまたもやトラブル発生、下山後のバス便が土休日運転していないとのこと。ネットで調べたのに・・・。(帰宅して調べ直すと時刻表とは別の処に記載して有った。なんてことだ・反省する)しかし偶然にも登ってきた泊まり客の一人が疲れて明日下山するとの事で何とか車で送ってもらえそう。親切な人である。安心して飲み始める。

 夜中は満点の星空だったのに下山日もイマイチの天気で明ける。登山口の新岩間温泉へ向けて一気に下る。車道に出るとアブが猛然と襲ってくる。温泉に着いたのが早すぎて温泉に入れず親切な人の車で下る。少しくだった一里野温泉でさっぱりと汗を流して空調の効いた車で走る。途中人気のラーメンやで昼食、金沢に向かう。予定の夜行バスまで「映画」で時間をつぶし、その後「居酒屋」でしっかり打ち上げをする。二百高山の残り四座となる。

小桜平避難小屋

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遠くに別山

甚之助避難小屋

四塚山