夏・青春18切符の山行(3)
8月4日;群馬・大峰山
4年前の新緑の頃に水上から歩いて赤谷峠を経由して吾妻耶山を歩いた。その時の下山コースは大峰山をトラバースして大峰沼を経て上牧へと歩いた。群馬百名山を歩き始めて大峰山の名を知り、ついでに登らなかった事を悔やみ改めて上牧から歩く事で出かける。
始発で赤羽を経由して高崎から上牧に降りる。暑い中、短パンに着替えて歩き始める。吾妻橋を渡りながら4年前の事を思い出す。高速をくぐり緩やかな登りの車道をテクテクと歩く。小和知を過ぎ山道に入る手前で近くのおじさんが「山ヒル」がいるから気をつけて行きなヨ!と注意してくれた。やばい。短パンに短靴、靴下も今流行のくるぶしソックス。喰われても生命に問題ないし、後で痒くて血が止まりにくい位だから・・・何とかなるだろう。
しかし、とにかく大変だった。5〜10分毎に足をチェックする。そのたびに数匹のヒルが足に付いている。急いで取り除く。休憩の時は靴を脱いで念入りに確認をする。
大峰沼に着いてから右周りに半周して大峰峠へ上がる。此処からは尾根道で乾燥しているからヒルはいない。安心して歩く。テレビ中継所を過ぎヤマユリなどが沢山咲いている緩やかな尾根道を登り展望のない山頂に到着する。三角点は先端が壊れていてコンクリートで補修がしてあった。証拠写真を撮り少し下った展望台(展望はなし)で昼食を取る。
下山はヒル対策でカッパを履く。(あまり効果は無かったようだ)尾根の途中から大峰沼へ下る。4年前に歩いた処まで着て、ああ此処で登るのを少し迷って結局は登らずに下ったのだ・・、そんなことを思い出す。その後はとにかく早足でドンドン下る。が、5〜10分おきにカッパのチャックを上げて足を確認する。カッパの効果もあまりなくヒルを素早く取り除く。やっと車道に出て座り込んで最終チェックをする。結局三カ所喰われていた。一カ所は温泉に入ってからも血が止まらずバンドエイドを張って血止めをした。帰りは本も読み終えたので近くの酒屋で日本酒を買い込みチビチビやりながら帰る。
〈追伸〉ヒルに喰われたところが痒くて、特に右手の中指と薬指の間は二日経っても痒みが治まらず悶絶している。
山道の入口に有った看板
**ラン?
山ヒル