群馬百名山巡り、青春18切符利用の最後は吾妻線沿線の山とする。またまた始発電車で逆方向の赤羽経由で高崎に向かう。吾妻線に乗り換えて郷原で降りる。降りる前にいつものように車内で準備をする。ところが、カメラがない。ザックを引っかき回すもやっぱりない!郷原駅前はお店もない。諦めて歩き出す。本日は初夏並みの暖かい天気で直ぐに汗が流れる。目の前に岩櫃山の山並みが姿を現す。輝石安山岩質の集塊岩からなっているそうで、多くの奇岩・絶壁がそびえている。農道を進み密岩通り登山口から登り始める。杉林が終わるとガレ場に出る。鎖や梯子、擬木の階段が随所に整備されているが急坂で昨日の雨も相まって滑る。やっと西尾根の鞍部に出る。右側に絶壁がそびえている。此処から鎖、梯子が続く。どうにか鎖に頼ることなく「天狗の懸け橋」、「御厩」、「矢立」を進み山頂直下の道標に出る。二本の鎖がかけられた岩場が現れる。此処でも鎖に頼らないで山頂に到着する。先着者が一人いた。山頂の一段高い柵に囲まれた岩に金属標の三角点が埋め込まれていた。360度の抜群な展望だった。

 鎖を利用して直下に戻る。下山は旧赤岩通りを利用して戻る。北尾根を進み見晴台に寄り、裏を降りると下山道が続く。八合目で尾根を離れ「天狗の蹴上げ岩」を下り沢通りになる。郷原の分岐からはトラバース気味に落ち葉の積もった暖かい道を進む。旧赤岩通りの登山口手前はかなりの急坂で擬木の階段が設備してあるものの、落ち葉と昨日の雨で滑らないように注意して下る。

郷原駅に戻るが予定の時間より早かったので、暖かい(暑いくらい)ホームにシートを広げて寛ぐ。近くのウグイスの声を聞きながら読書、今回は池波正太郎の「男の作法」を読む。やっと来た電車で中之条駅に戻る。暑いくらいの中で上り坂の車道を約一時間歩くのが億劫でタクシーを奮発する。「たけやま道の駅」から表登山道を上り始める。近くの児童公園では楽しい家族の賑やかな声が聞こえる。稜線の天狗平から右に進む。あまりアップダウンもなく大天狗の直下・経塚に到着する。緩斜面の岩場が現れる。此処でも四本の鎖が長々と設置してある。山頂は此処も三六〇度の展望が広がる。岩場を避けた道を使って経塚に戻り、東登山道を下り道の駅に戻る。

 行きはタクシーを利用したが、下りの道なので戻りは駅まで歩く。駅で汗を拭き近くの酒屋でお酒を仕入れて電車に乗る。高崎までに四合瓶(500ml)もすっかり飲み終わり、ウトウトしながら帰る。カメラを忘れたことが少々悔やまれた。

新緑・日溜まり・気晴らしハイキング

4月4日;群馬・岩櫃山、嵩山

南与野4:58−赤羽−高崎6:55、7:25−郷原3:30、・・・案内板・・・密岩通り登山口9:00・・・西尾根鞍部9:20
・・・岩櫃山9:40・・・郷原分岐10:00・・・旧岩通り登山口10:15・・・案内板10:20・・・郷原駅10:30、11:54−中之条12:02
−(タクシー)−嵩山表登山口12:18・・・天狗平12:40・・・経塚・・・大天狗12:55・・・経塚13:05・・・東登山口13:17・・・
中之条駅14:05、14:52−高崎15:47、15:55−大宮−南与野17:34

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