男体山(鶏鳴山にて)
12月11日
笹目倉山〜鶏鳴山
ネパールトレッキングから約一ヶ月が経ち、写真の整理やHPのアップも済んで冬枯れの山歩きを始める事にした。
この時期に登れるのは1000m前後の山々で、山梨の山(百名山)はほぼ登り尽くしたので、栃木の山(百名山)を攻めることにした。地図と県別登山ガイドを眺めながら計画を練る。車を持たない身としては林道歩きが一番の問題になる。各地の市・町営バス路線をネットで探し回り、日帰りで登れる山を決める。
今回の山は前日光に有る笹目倉山と鶏鳴山、共に登山道が整備されているが交通の便が悪い。前日は昔の仲間との忘年会で、しっかり二日酔い状態で早朝の電車にて東武新鹿沼へ向かう。駅前から午前中一便の市営バスで天善教に9時頃到着する。少し戻って笹目倉山へ登り始める。登山道は整備されているとは言え、かなり荒れている。崖淵のトラバースもあり下山路には向かない。山頂には三角点と神社があり、展望は余り良くない。最近降った雪が少し残っていた。
尾根を伝って鶏鳴山に向かうコースに入る。鶏鳴山への縦走路は以前にはしっかりした踏み跡があったらしいが、今はかすかな踏み跡程度の尾根歩きになる。樹林帯の中を約150m下る。その後は多くのアップダウンを繰り返しながら、少しずつ高度を上げて815mピーク、さらに947mピークに到着する。此処で目の前に鶏鳴山が望める。この辺りから雪が深くなって積もった落ち葉に乗ると滑る。左手方向に木々の間から日光の山々が望める。一度下り登り返すと鶏鳴山の山頂に出た。此処までの尾根歩きはほとんどが樹林帯で展望は得られない。此処で雪をかぶった男体山がきれいに望めた。山頂で暫し休憩する。
下山道はかなり急で雪と落ち葉で木々を頼りに慎重に下る。途中からトラロープが張られている中を滑らないように下りる。登山口からは車道を延々と一時間半も歩く。日溜まりハイクを期待したのに当てが外れてしまった。神明駅は無人で周囲にはお店など無い。下山後のビールも飲めず車中読書をして大宮、山の会に参加して帰宅する。
鶏鳴山
笹目倉山