先月末に日本山岳標高55位の大沢岳を登るために南アを訪れた。前回同様に20年前に塩見岳〜光岳を縦走したときに歩いた部分の山で、大日影山への縦走路は山頂を通らずにトラバース気味に通り過ぎている。今回の「大日影山」も日本山岳標高二百位の135位にその名を連ねている山で、季節運行のバスを利用して登りに出かける。

 駒ヶ根行きの最終高速バスで「駒ヶ根市」へ向かい、駅前のベンチで約4時間の仮眠をする。よく寝られないままに登山出発駅の「伊那大島」へ始発電車にて向かう。駅前から季節運行バスで「鳥倉登山口」に約2時間かけて到着する。この登山口は5年前に北沢峠から歩いた「仙塩尾根」の下山路として利用した。今年は塩川コースが崖崩れで通行止めの為に、登山口手前のゲートには沢山の自家用車が駐車していた。本日は小河内岳避難小屋までなので、何となく記憶にある登山道をのんびりと歩き始める。良い天気の中、ほとんど樹林帯の登山道を歩き三伏峠にて一息入れる。烏帽子岳方面に入り水場へ寄り道、水約4gをザックに詰めて先に進む。さすがに水四g追加したら足が重くなった。

ガスが出てきて展望が無くなるものの、暑さは相変わらずで烏帽子岳への登りでは汗は止めどもなく流れる。烏帽子岳からいったん下り前河内岳へ登り返す。稜線の西側の崩壊がかなり進んでいて、コースの迂回箇所がかなりあった。またまた下り登り返して小河内岳へ向かう。避難小屋がガスの合間に姿を現す。山頂手前を左に進むとすぐに避難小屋に到着する。13年前に建て替えられたもので、風が強いところでもあり、かなりしっかりした造りだ。

 早速宴会を始めるが小屋の開設期間終了間近で、ビールが売り切れていた。残念!。持ち込んだ泡盛をチビチビ飲み始める。泊まりは2名で管理人さんを含めて山談義に時間が経つのを忘れる。管理人さんに「大日影山」の情報も聞く。

 ガスも晴れてくっきり晴れ上がった朝を迎える。朝焼けを眺めながら出発する。小河内岳へ登り、標高約280mも下っていく。下りながら目的の山を眺める。しばらくは樹林帯の道が続く。行く手に瀬戸沢ノ頭が望める。登山道のトラバースが下り始める辺り、ここからが山頂に最短なのだが、管理人さんの情報通り少し下り、荒れ地(崩壊地)の手前を無理矢理右に入る。ガレ場の側を慎重にあがる。ガレを上がり着ると左は切れ落ちた崖、前方は這松の藪で進めそうにない。その前方は150位の小日影山、岩陵が続いている。しかたなく右側の樹林帯に逃げ込み右にトラバース気味に高度を上げる。左前方に山頂らしき処が有り、行き当たった尾根を少し下り、登り返すとかすかな踏み跡がありすぐに山頂に出た。手作りの小さな看板が立木に縛られていた。

 樹林帯の山頂で展望はなく、記念写真を撮り下山を開始する。踏み跡に沿って下り始める。山頂は二重山稜になっていて、前方の小さな尾根を登り樹林帯の中を15mも下ると登山道に出た。当初予定していた登山道からの最短直登コースが正解だったようだ。樹林帯も無理なく歩けるような疎林でかなりの踏み跡らしきものはある。あっけなく登ることができた。

 今回の目的も達成でき、小河内岳の登りも難なく上がれる。山頂で写真タイム、展望を充分に楽しむ。避難小屋でパッキングをし直して帰路につく。前河内岳、烏帽子岳への登りは有るものの、基本的に下りのコースなので気持ちは楽に歩ける。さらに予定した時間より遙かに短時間で大日影山に登れたので、のんびり景色を眺めながら歩く。それでも鳥倉登山口では約2時間もバスを待った。

 伊那大島に帰り、電車で駒ヶ根に帰り着き近くの(徒歩約往復25分)銭湯で汗を流す。スーパーで買い物をして高速バスに乗る。ゆったりビール・お酒を楽しみながら帰る。

二百位完登まで残り5座になった。

前河内岳

烏帽子岳

塩見岳

除山

小日影山

大日影山

板屋岳

南ア・小河内岳〜大日影山

8月20日〜22日

南与野−新宿BT21:30−高速バス−駒ヶ根市1:00(仮眠)5:02−伊那大島5:44、6:45−鳥倉登山口8:45・・・三伏峠11:10・・・
水場11:50・・・烏帽子岳12:30・・・小河内岳避難小屋13:50(泊)5:20・・・小河内岳5:20・・・大日影山6:35・・・小河内岳7:55・・・
小屋8:00、8:15・・・烏帽子岳9:25・・・三伏峠10:10、10:30・・・鳥原登山口12:25、14:25−伊那大島16:16、16:28−駒ヶ根17:23
《銭湯》駒ヶ根市19:00−高速バス−新宿BT22:30頃−南与野

大日影山

小河内岳避難小屋

戻る

烏帽子岳より

小河内岳

避難小屋

荒川・中岳

悪沢岳

小河内岳より