黒姫山
3月3日〜4日
快晴の中の山頂
山行実施日;2012.03.03-04
参加メンバー;Hi.T、Tu.T、Na.G、Ky.T、Ru.K、Ka.T、Sa.H、Te.I
黒姫山は1988年9月に戸隠山と併せて戸隠キャンプ場から登っている。初日に戸隠山を不動避難小屋経由で登り、戸隠神社・奥社に下った。が、奥社が見えてきたときに木の根に乗ってスリップして、約10m滑落する。暫く動けなかった。足に異常はなく左手の中指の内側の皮が剥けて血が滴り落ちていた。
翌朝起きると体中が痛い、予定通り小雨の中を大橋経由で新道を登り、展望の無い黒姫山に登った。帰宅後に検査で肋骨が折れていて、その後約1ヶ月半は山へ行かなかった。(行けなかった)
その後、1993年6月に登っている。その時の予定コースは長野〜戸隠キャンプ場〜大橋〜山頂だった。が、前日上野で飲み過ぎて、今は運行していない「急行能登」ではぐっすりと寝込んでしまった。長野駅で目覚めたときには、すでに発車ベルが鳴っていた。次の停車駅の妙高高原で下車、始発で折り返し黒姫駅から登ることにした。ガスで展望がない中、表登山道を上る。途中から残雪で赤府を必死で探しながら登った。山頂に着く頃には天気が回復、5年前の記憶はあまりなかったが、お花などを撮りながら戸隠へ下山した。
前置きが長くなったが、今回は三度目の正直なのか天候にも恵まれて素晴らしい山行になった。
信濃町ICで高速を降り、長水登山口近くの除雪最終点に車を駐車して準備を始める。12時頃出発するが、出だしに尾根を一つ間違える。約30分位のロスで済み、その後は小雪が舞う中で順調に高度を稼ぐ。かなりの急坂だが適当に雪が締まっていてワカンはくるぶし〜膝下位まで、交代でラッセルをする。16時頃に標高約1460m、適当なテント場に出てテントを設営する。楽しい宴会が始まる。
翌日は快晴で明ける。下界はガスに包まれている様子。6時20分頃出発する。陽射しが出てくると、ブナの林は紅色に染まり、樹氷がキラキラと輝く。標高1800〜1900mの急登はキックステップで乗り越える。傾斜が緩やかになりやっと稜線に出る。眼下に黒姫高原が展望できる。一度下り大きな雪庇が張り出している尾根を緩やかに登る。黒姫山山頂に9時40分到着する。
快晴の中、目の前に高妻山と乙妻山、左に戸隠山、北側には妙高山、火打山、焼山、奥に雨飾山が望める。西側の奥には北アルプス・後立山連峰の山々も展望できる。
飽きることのない展望だが、少々風が冷たい。記念写真を撮り早々に下山を始める。
下山は早い、急坂も少々緊張するもザクザクと下る。何時も感じるのだが、こんなによくも登ったものだ!。テントを撤収後も長い下りに飽き飽きした頃やっと車までたどり着く。温泉で汗を流し高速も順調(少し渋滞)に走る。
お疲れ様でした。 (Te.I記)
戸隠山 遠く北アルプス
高妻山 乙妻山
稜線散歩
木ノ上のキノコ雲
焼山 火打山
火打山 妙高山
1460mテント場
霧氷