GPS軌跡

恵那山

12月24日〜27日

山行実施日;2011.12.24-27
参加メンバー;Zu.O、Hi.T、Ry.K、Sa.H、Na.G、Tu.T、Te.I

 会山行で2年前に再チャレンジした地蔵尾根からの仙丈ヶ岳、だが前回同様山頂間近で敗退する。今回再々チャレンジで計画された。が、時ならぬクリスマス寒波で登頂が危ぶまれ、日程の変更も含めて、雪と寒波の影響が少ないだろう恵那山に行き先を変更して出発する。

 前夜発で大宮を出発、欅平キャンプ場で仮眠する。早朝林道をさらに奥へ進み強清水までに入る。準備を終え出発する。登山道は神坂峠へ続く林道をショートカットしながら高度を上げていく。途中から林道を進み、鳥越峠への分岐から急坂を登って峠に到着する。ほぼ水平な巻き道を約2時間進み尾根上にでる。西からの冷たい風にさらされながら一登りで大判山に到着する。寒いこともあり早速雪を整地(ふわふわ雪で整地できず)、テント宴会に移る。

 小雪が舞う中を出発。西風は相変わらず吹き付けて顔の右側は冷たくて痛いほど。一度下り登り返して1820mピーク、アップダウンを繰り返して前宮コースとの分岐目指して急坂を登る。昨日の鳥越峠からフワフワ雪のラッセルが続いている。が、前宮との分岐への登りは腰までの雪で、フワフワ雪でワカンも効かず、遅遅として高度を稼げない状態が続く。やっとの思いで分岐に到着。13時を過ぎている。暗くならに内にテント場までに帰り着くことで、14時を目安に引き返そうとの暗黙の了解で分岐を出発する。山頂まで40分とあった。稜線は雪が少ないと思っていたが意外に多く、さらにフワフワ雪ではなく湿った重い雪に変わっていた。深く潜ったワカンを持ち上げるのに、疲れた足が「泣き」をいれる状態。それでも頑張って進む。
 13:30頃、山頂まで450m(GPSの記録を後で知った)辺りでギブアップする。

 テント場に帰り昨夜に続いての宴会、沈んだ気持ちを晴らすように酒が進む。行けたかな!、行けたよ!。自問自答しながら静かに酔っていった。ネパールから帰って約1ヶ月半も風邪が治らず、山すら行けなかった状態で、よく頑張ったと慰めながら寝袋に入った。

 翌日は快晴で明ける。後ろ髪引かれながらきらきら輝く樹氷を眺めながら下山する。  (Te.I記)                  

恵那山

最終地点にて

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