ネパール・ダウラギリ山群・カペ氷河写真トレック

10月16日〜11月11日

 南与野−羽田空港0:20−(機泊)−BKK4:3010:15−KMT12:2514:30Pokhara15:40(H泊)Beni
Darbang(L泊)・・・Dharapani(T泊)・・・Muna(T泊)・・・KhabangPauwaの上部(T泊)・・・Gurjagaun(T泊)・・・
DarsingeKharka(T泊)・・・BudzungaKharkaの手前(T泊)・・・KapheKhola・BC上部(4500m)(T2泊)・・・
Kaphe
Khola・BC(T泊)・・・DarsingeKharka(T泊)・・・RatobanKharka(T泊)・・・DhoraKharka(T泊)・・・
Jalja
La(3390m)(T3泊)・・・Lumsung(T泊)・・・Darbang(L2泊)−BeniPokhara(H泊)−KTM(H3泊)
13:55−BKK18:3022:35−(機泊)−成田6:15−東松戸−南与野 (H泊5、L泊3、T泊16、機泊2)

チューレン・ヒマール    (BCにて)  

ダウラギリY峰   (BC上部にて)

 ネパール・ダウラギリ山群への写真トレックは2004年にダウラギリBCへ、2007年には東側のツロブギン峠へ、2010年にはツロブギン峠と北側のフレンチ・パスに出かけて、それぞれ違った姿のダウラギリ山群の山々を撮ってきた。今回はダウラギリBCがあるミャクディー・コーラ(河・川)から峠を2カ所越えて、西側のグストゥン・コーラから、カペ・コーラを遡りカペ氷河まで入った。さらに氷河からの帰りにダウラギリT峰が望めるジャルジャ・ラ(峠)を経由して帰ってきた。

 ネパールへ個人で出かけて5年目、いつものように事前に日程、費用などをメールで打ち合わせを済ませる。今年は羽田からバンコク経由でお昼前にカトマンズに入った。その日の午後の便でトレッキング出発地のポカラへ向かう。

 翌日は一日車で移動する。途中のベニからダルバンへは7年前のダウラギリBCへの時に歩いたのに今は車で進める。全行程テント泊が基本なのでスタッフはガイド、キッチン、ポーターを合わせて6名となった。最初はトレッキングもノンビリで毎夜ロキシー(ネパールの焼酎)をいただいて良い気分で寝ていた。ネパールのこの時期の天気は良いはずだが、午後からは雲が出てきて、夕方から夜半にかけて小雨が降っている。この天気を考えて予定を変更して先にカペ氷河へ向かうことにする。4日目からカペ氷河へのトレッキングが始まり、標高差600mのデウラリ峠を越え、大きく下って標高2900mから標高差1600m、標高4500mの峠をやっとの思いで越える。出発前に高度順応のための富士山登山もせず来たので、高山病を心配したがその症状も出ず一安心した。カペ・コーラを遡りカペ氷河BC上部(標高4500m)に2泊する。目の前にチューレン・ヒマール(7385m)、左にプタ・ヒウンチュリ(7246)、右にダウラギリY峰(7268)、グストゥン・ヒマール(6529)が望める。

 今回のもう一つの課題はダウラギリ山群の夕焼けを撮ることだった。これまで何度かダウラギリ山群を撮ってきたが、BCから以外は東側方面からの撮影が多かったので、心に残るような夕焼けは撮れなかった。ここのBC上部からの夕焼けを期待して三脚を構えるも、午後からの天気が良くなくて二度(2日)のチャンスもシャッターを切ることなく終わってしまった。さらに、このテント場は水場が無くて時ならぬ降雪を集めて水を作っていた。そんなことで仕方なく夕焼けは諦めて、水が取れるBCまで下ることにする。BCでは水は取れるものの、チューレン・ヒマールしか望めない。天気の回復への願いが少しかなったのか、その日の夕焼けを撮ることが出来た。夕焼けはこの時だけに終わってしまった。

 カペ氷河を後にしてダウラギリT峰が望めるジャルジャ・峠へ向かう。苦労して越えてきた二つの峠を登り返す。標高差1600mの登りも辛かったが下りも膝が笑ってとってもしんどかった。途中、現地の人に教えてもらった作業道を使ってショートカットしながらモレニを経由して峠に登る。広い放牧地で夏は売店も開いて賑やかな処だそうだ。標高は3400mで地図上からもダウラギリT峰を展望できる事を確認して姿を現すのをじっと待つ。と、言うのはカペ氷河から戻る日々は天気が下り坂になり、山々を望めなくなった。目の前にグストン・ヒマール、グルジャ・ヒマール、右にダウラギリT峰が望めるはず。時たまそれらの山々の一部が姿を現すものの、峠が霧に囲まれ、流れる雲にその姿を隠されて、結局1日予定を延長したにもかかわらず、3日間のチャンスは三脚を構えるだけで、シャッターを切れずに終わってしまった。

 今回のトレッキングコースは、ダウラギリBCへのコースが主体で、ムレから先はトレッカーがほとんど訪れない場所らしい。ガイドも初めてのコースでカペ氷河の途中でフランス人2人グループに会っただけだった。7年前にダウラギリBCへ行ったときの記憶はあやふやで、所々でこの場所は?来たことがある!など思い出す位だった。トレッカーも少ないこともあって、チャンスさえあればロキシーを飲みながら豪快に焚き火を楽しめた。

 今回は天気が良くなかった事で期待したほどに写真が撮れなかった。エベレスト街道では天気が悪くて飛行機が飛ばず、約3500〜4000人のトレッカーが足止めされて大変だったようだ。再チャレンジをしたいが、まだ行きたいところがドンドン増えて何時になる事やらわからない。帰国を前に次回のトレッキングの打ち合わせをして来年の準備を早くも始めた。

グストゥン・ヒマール        (ジャルジャ・峠にて)            グルジャ・ヒマール

グストゥン・ヒマール   (オンタン上部カルカにて)     グルジャ・ヒマール

ダルシンゲ・カルカにて

スタフ

BC上部にて

プタ・ヒウンチュリ  (BC上部にて)  

チューレン・ヒマール   (BCにて)  

グストゥン・ヒマール  (BC上部にて)  

グルジャ・ヒマール    コーナボン・ピーク    ミャクディー・マータ

グストゥン・ヒマール  (ダルシンゲ・カルカにて)

戻る