北ア・遠見尾根〜五竜岳

11月19日〜22日

南与野−大宮22:00−東松山IC−関越道−上信越道−長野道−豊科IC−大町ー白馬五竜スキー場(仮眠)
テレキャビン8:20−アルプス平・・・地蔵の頭・・・小遠見・・・中遠見・・・大遠見14:30(テント泊)5:10・・・西遠見・・・
白岳8:30・・・五龍岳11:00/11:15・・・西遠見・・・大遠見(テント泊)9:00・・・中遠見・・・小遠見・・・アルプス平−
スキー場−温泉−長野道−大宮−南与野

 一昨年に同じ時期に計画、時ならぬ大雪で数パーティー、30人を超える参加者でもラッセルが進まず、初日は中遠見手前の鞍部にテント泊になった。翌日もラッセルに苦しめられ白岳に登った時点で強風にも会って引き返した。今回は予定を三泊で望み、西遠見までテントを持ち上げての再チャレンジになった。が、三日目の天候が下り坂で二泊三日にて登ることに変更、白馬五竜スキー場・テレキャビンを利用して登り始める。
 今年は異常に雪が少なくてスキー場もまだ休業状態、稜線もつぼ足で十分な状態だった。順調に高度を稼ぎ14時半頃に大遠見に登った時点でテント場を探してテントを設営する。ほぼ夏時間で登れる。参加者八名、大テントで直ぐさま宴会を始める。
 翌日も快晴の天気、3時起床、5時過ぎに懐電を点けて出発する。西遠見の登り付近で朝焼けが始まる。しばし写真タイムとなる。雪が少ないこともあって前回、白岳の登りで苦しめられたのが嘘のように順調に高度を稼ぐ。白岳の雪庇も少なく風もそよ風程度、目の前に五龍岳が堂々とした姿を現す。五竜山荘へ向けて下る。山荘は閉まっているがまだ雪に埋もれておらず山荘前で休憩、アイゼンを付ける。
雪が少ないので夏道を登る。岩とのミックス帯に入るとアイゼン、ピッケルを総動員して慎重に登る。岩稜を越え山頂に11時少し前に到着する。すばらしい展望、北は日本海から白馬岳・・・、目の前の鹿島槍ヶ岳、遠くに槍ヶ岳、穂高連峰、薬師岳、立山、剱岳、毛勝三山など北アルプスのほとんどの山を展望できた。記念写真を撮って下山、岩稜帯は急な雪壁をバックステップで下る。トラバース帯はより慎重に一歩一歩下る。五竜山荘で一息、アイゼンを外す。白岳を登り返し良い天気で柔らかくなった雪を蹴飛ばしながらドンドン下る。疲れたこともあり西遠見からテント場までやけに遠く感じた。テント場に15時頃に到着する。昨夜同様直ぐさま宴会を開始する。少ないビールを皆で分け合い登頂を祝う。その後も最後の焼酎を飲み干すまで延々と宴は続いた。
 下山日、天気は下り坂。テントを撤収して9時頃下山を開始する。中遠見の辺りから雨が降り出す。ドンドン下る。途中の温泉でさっぱりして美味しいビールと、これまた美味しい食事をいただいて良い気分で帰る。
               (詳細な山行報告は大宮労山・HPを参照してください)

五竜岳                  白岳

白岳の登り

五竜岳                                        白岳

五竜岳

鹿島槍ヶ岳

剱岳

毛勝三山

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