南ア・青薙山

8月28日〜29日

南与野5:48−赤羽−東京−静岡9:20、9:50−畑薙第1ダム13:15〜青薙山登山口14:00〜池ノ平15:30(テント泊)
5:00〜青薙山6:50〜テント場8:20(テント撤収)8:50〜登山口9:40〜畑薙第1ダム11:10、14:25−静岡17:30、
静岡17:40−沼津−熱海−東京−南与野21:48

 この山行計画も思い出せないほど昔に考えたもので、足(車)のない身としては夏の一時期しかバス運行が無く、実行を躊躇していた。山岳標高二百位でその名を見つけて行く気になり、当初は新幹線で行き、高速バスで帰る予定を、青春十八切符の残りを消化することもあって、普通電車で始発出発、夜遅く帰宅する計画に変更して出かける。
静岡から期間限定バスで約三時間揺られて畑薙第一ダムに到着、自宅から約七時間半かかった。青薙山登山口に向けて暑い日差しの中を歩き出す。
幸い途中で車に拾われ約三十分で登山口に到着する。登り初めから南アルプス屈指の急登、汗を流しながら登る。ザレた急坂を注意して通過、さらに急登は続きやっと尾根の肩付近から緩やかになり、南にトラバースを続けると沢音が聞こえてきて、尾根筋を越えると今夜のねぐらになる池ノ平に到着する。すぐ下の池から水がこんこんと湧きだして滝となって流れ落ちている。テントを設営、一人静かな夜を過ごす。
 翌日も良い天気、夜が明けると共に出発。広い谷筋を詰めると赤崩の脇に出る。ガレの縁や林の中の急登を続けると赤崩の頭に達する。南アルプス南部の展望が良いはずだが、稜線はガスっていて今一。平らな森を行き、上り詰めて尾根に達した後は痩せた急な尾根筋を忠実にたどり、なだらかな草地を通り過ぎると立派な山頂標識と三角点がある青薙山の山頂に到着した。
下山は来た道を戻り、テントを撤収して登山口へ下る。畑薙ダムまでトボトボと林道を歩く。バスの発車時間まで約三時間前に到着する。着替えた後、行きの電車で読んできた文庫分の続きを読む。読み終わってもまだ時間が余りお昼寝をする。やっとバスに乗り出発、途中休憩の井川駅でビールを美味しく頂く。帰りも普通列車でのんびり・疲れて帰る。山岳標高二百位、残り二十九座。

赤崩から青薙山

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