奥秩父・南天山

6月12日

 梅雨の晴れ間に日帰りの山を探し、以前から気にしていた南天山、東京方面からのバス利用では日帰りが少々無理と言われているが、何とか登れるだろうと出掛ける。バスの都合でゆっくりと出発するが、帰りの時間が心配なのに普段あまり使わない時計を忘れてしまう。なあ何とかなるさ!、秩父電鉄はのんびりしていて読書をして過ごす。三峰口でバスに乗り換え中津川には十一時過ぎ、新緑真っ盛りの中津川林道をテクテク歩く。登山口の鎌倉橋に十一時半頃、鎌倉沢に沿って登り始める。何度か沢を右左に渡り、二股分岐で尾根コースに入る。植林の急登をジグザグに登り沢コースと合わさった処が稜線、正面に帳付山から大山、赤岩尾根、両神山へと蓮なる県境岩稜が望める。山頂へは東側に狭い露岩の尾根を一登りで到着する。時計がないのでデジカメの記録時間で十三時頃を確認。予定時間より早い到着で一安心する。狭い山頂で暫し休憩、汗で濡れたTシャツを乾かす。北側の除いて展望は抜群だが、広域地図を持って来ず山名同定は出来ず霞んだ山々を眺めるだけ。下山は往路を戻る。稜線から上部以外は樹林帯の中なので展望は無し、黙々と下る。登山口からの林道歩きものんびりと歩く。予定よりかなり早く着いたが、中津川の温泉は土日祝のみの営業とのことで、ネットと違うが致し方ない。暑い位の中、こまどり荘でビールをいただき、次回の山行の下見を兼ねてバス停三つ先まで歩く。三峰口でアルコールは買えず、寂しく読書をしながら帰る。

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