白山・北尾根(野谷荘司山〜間名古の頭〜白山〜大倉山)

5月1日〜5日

(詳細な山行報告は会報を参照してください)

 参加者は七名、二台の車に分乗して高速道路料金の割引で渋滞が予測される中、大宮を二十二時に出発する。しっかりと渋滞に捕まり、関越、上信越、北陸、東海北陸道経由で大白川ICに到着したのは、空が白みかけた五時を過ぎた頃になってしまった。登山口の大窪にザックを降ろして、下山時のために車一台を平瀬に回しておく。予定では此処で仮眠する予定が、そのまま登ることになり、鶴平新道を六時過ぎに登り始める。雪はなく落ち葉を踏みながら寝不足(私は徹夜明け)の状態で急登を登る。赤頭山への登り辺りで雪が出てきて夏道を探しながら上る。北縦走路に**時に出会う。さらに一登りで野谷荘司山、十二時二十分到着。遠くに白山が望めこれから歩く長い縦走路を眺める。良い天気で肌がジリジリと焼けている。いったん下り登り返した辺りで、昨夜が寝不足だったこともあり早目のテント泊とする。雪のテーブルを作り大宴会になった。
 翌日も良い天気、五時半頃出発、幾つかのピークを越え妙法山に八時着。まだまだ遠い!。下りは南面で雪が解けていて夏道を下る。登り返して一七六二ピーク、なだらかに下りまた登り返して一七七二ピーク、まだまだ遠い。真名古の頭へは夏道はシンノ谷を越えて西に登っているが、シンノ谷左岸に沿って三俣峠へ登るコースか、県境尾根をそのまま進むか話し合うが、シンノ谷の雪が深そうとの判断で県境尾根を進むことにする。一八四五ピークを越え、東側が崖になっている尾根の西側樹林帯の中を慎重に進む。二〇四一ピークで一休み、真名古の頭に十四時半頃到着。下りは岩稜と藪の急坂、右に左に立木に掴まりながら、最後はバックステップ状態で下り鞍部に出てホッとする。真名古の頭の下りで時間がかかり十六時近くになったので、一登りした二一一四ピークの尾根で二日目のテント泊とする。目の前に先ほど苦労して下った真名古の頭の南面が望める。東には三方崩山、奥三方岳も望め、その姿に登高欲をそそられる。
 三日目、五時半頃出発。薄曇りの天気の中ほぼ夏道通りに進む。二三四九ピークを過ぎていったん下り、登り返して岩稜尾根に沿って暫く登りヒルバオ沢(雪渓)へ向けてトラバース気味に下っていき、雪渓に降りたって一休み。その後は一気に直登して大汝山と剣ヶ峰の鞍部に十一時五十分に登り着く。ザックを置いて大汝山へ、十二時二十分着。戻り剣ヶ峰はパスして御前山十三時半、十分に展望を楽しんで室堂に向かう。室堂でビールを仕入れて大倉尾根に向かう。ガレ場を過ぎ暫く下った処で三日目のテント泊とする。仕入れたビールで乾杯、さらに残った(残した)アルコールを皆で飲み回して楽しい宴会。疲れているはずだが皆の顔は生き生きとしていた。
 下山の四日目、良い天気で明ける。別山が朝焼けで綺麗だった。六時半過ぎに良い天気の中ドンドン下る。大倉山避難小屋七時二十分、大白川ダム十時着。お疲れ様でした。プラブーツを運動靴に履き替えてこの後、林道(車道)を三時間歩いて平瀬ゲート着。やっと終わり、ほんとにお疲れ様でした。

遠く白山を望む

別山

乾杯

奥三方岳

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