西丹沢・西丸〜東丸     12月11日

 久し振りの山行、山の雑誌で面白いと紹介された、西丹沢の菰釣山〜高指山の間にある大棚ノ頭から東側の尾根に取り付き、西丸〜東丸〜大棚橋への藪尾根歩きに出かける。5時前の始発で出発、大月から富士吉田へ、バスに乗り換えて山中湖の先の平野に九時半に到着、其処からさらに道志みちを約40分歩き、出発点の山伏峠にやっと到着する。自宅から約5時間もかかった。車で出かけるともっと早く着けそうなのにねー。
 大棚ノ頭への急登を登り切る。背後に御正体山が大きく望める。東側の菰釣山方面に進み二ツ目のピークから南側に進路を変え、かなりしっかりした踏み跡に入る。尾根は全体的に南東方向に伸びていて、ときたま地形図を確認しながら進む。笹が背丈以上に有るところも有り、両手で掻き分けながら進む。西丸に11時着、一休みする。朝露に濡れて少々寒い。さらに尾根を下りながら進む。笹藪がかなり深くて、掻き分けて進むので濡れた上半身がさらに冷え込む。この間の踏み跡もしっかりしていて失うことは無かった。下り切り東丸への登り標高百bが辛い、一ヶ月ぶりの山、足の衰えを感じるが、東丸に予定の時間通り11時50分着。また一休みする。東丸からの下りは背丈を超す茅戸がビッシリと生えていて、これまた掻き分け掻き分け進む羽目になった。踏み跡も水が流れたような感じになり、やけくそ気味に歩く。尾根の状態を確かめながら現在地を確認して進む。800mの小高いピークからは倒木などでしっかり踏み跡は判らず、急な下りの尾根を外さないようにドンドン下る。沢音が聞こえ始めて暫くしてガラ場を下り無事林道に出られる。林道を右に少し進むと橋が見える。大棚橋、予定通りのコースを歩けたことで、やっと大休止する。展望もあまりなくて背丈を超す藪や茅戸で、さらに地図読みにも疲れて、予定していた目の前の丸尾山へのコースを登り返す気力が無くなり、切通峠への林道(東海自然歩道)5qを歩くことにする。単調な登りの林道歩きは面白くなく、峠への最後の登りも辛く、やっと峠、平野までさらに30分歩く。平野で新宿への高速バスが止まっていて温泉に行く予定も諦めてすぐ予約する。急いで近くのコンビニでビール、酒、つまみを買って乗り込む。暖かい車内でしっかりと飲んで心地良い気持ちで帰る。    

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