アンナプルナ山群(写真)   10月25日〜11月17日

 今年もネパールへ写真を撮りに出かける。アンナプルナへは、写真をまじめに撮っていなかった九年前に内院まで出かけている。今回ティリチョ湖とツロブギン峠へ行く計画で写真教室へ参加する。

成田で懐かしい顔、久しぶりの再会で、まずお互いの健康を確かめ合う。バンコク経由でネパール・カトマンズに翌日到着する。騒々しい町中をバスでホテルへ、なんだか懐かしい街に帰ってきたような気になる。翌日チャーターフライトでアンナの東側の街『フムデ』へ一気に飛ぶ。此処は四年前の夏に未踏峰プルクン峰(六一二六m)を登った後、天気が悪くてチャーターしたヘリが飛んでこなくて、昼間からロキシーを飲んで過ごし、やっと飛んできたヘリでカトマンズに帰り、シャワーだけで日本に帰国、さらにこの時のサミットもいろいろな問題が出てきて帰国後も紛糾、あまり良い思い出がない。今回はフライトの途中雲が多くて心配したものの、アンナプルナ山群に入るとスッキリと雲も無くなり、機中からアンナプルナU峰も眺められた。

 ガンガプルナが間近に望める『マナン』に一泊して、マルシャンディー川からカンサール・コーラ(川)沿いに入り『カンサール』『ティリチョBC』を経由して世界最高所(四九二〇m)の湖と言われる『ティリチョ湖』に到着。カンサール・カン、ティリチョ・ピークの氷壁が間近に迫る。二泊後、メソカント峠(五一二一m)を越えて『ナマプー』を経由して『ジョムソン』へ下る。メソカント峠からはニルギリ三峰、ダウラギリT峰、トゥクチェ・ピークなどが望める。峠からの下りは時ならぬ降雪でトレキング道は雪の中、約二百五十bの急坂を急遽張ったザイル(ロープ)を頼りに下るが、ザイルが足りなくてかなりの人(ショルパも)がスリップして落ちていった。幸いにして怪我人がでなくて良かった。

 後半のメインは、ツロブギン峠からのアンナプルナT峰の夕焼けを楽しみに『トゥクチェ』から『ソヤ』へ向かう。この時点で地元の関係者?から先の降雪でツロブギン峠へ向かうトラバース道に雪が有り危険とのこと。エージェントの途中まで登って調査するとの提案もあったものの、先のメソカント峠のこともあり、参加者同士での話し合いなどで結局峠へは行かないことになった。参加者やシェルパの実力などからすると仕方ないかなと感じた。

その後は近くの展望がよいとされる場所に行って写真トレッキングらしき事をして過ごす。何とも空しい思いをして帰国する。来年再訪を期してクライミングシェルパなどの手配を含めて、十分な準備をして、個人ででもチャレンジしたいと思っている。

                                   

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