北ア・奥丸山

10月17日〜19日

 穂高連峰、槍ヶ岳・笠ヶ岳などの展望台として知られる奥丸山へ、雪景色の写真撮影の下見として出かける。新宿から高速バスで飛騨の平湯経由で新穂高温泉に12時頃に到着する。紅葉シーズンでマイカーが多いが、登山姿の人は少ない。食堂で昼食を食べ、12時半に槍平へ向けて紅葉の右俣林道を歩き始める。白出沢や、チビ谷には水はなく滝谷だけに仮橋が架かっていた。予定時間より少し早く16時10分頃に槍平着。冬期小屋を覗くも暗くて気分良くないので、テント泊にする。陽も落ちて結構寒い中早々に宴会を始める。今回は【菊水】ではなく【ダルマ】を持参する。
 翌日も良い天気、雲一つ無い快晴、テントのフライに薄氷が張っていた。6時半過ぎに飛騨沢を越えて奥丸山へ向かう。狭い尾根道を登るほどに穂高連峰がその姿を変える。槍ヶ岳への分岐を分けて左に暫く登ると、狭い山頂の奥丸山に7時50分に到着。錫杖岳から、笠、抜戸、双六、三俣蓮華、西鎌尾根、槍、大喰、中、南、キレット、北穂、涸沢、奥穂、西穂高岳まで見渡せ、遠くに焼岳や乗鞍岳も望める。三脚をセットして写真を撮り始める。西側の笠ヶ岳などはすでに陽が昇り順光で影がない。一方東側は逆光でシルエット状態のなか、槍ヶ岳のみが斜光で少しずつ変わる様を見ながらシャッターを押す。その後は穂高連峰に光が入るまでと、暑い山頂で日向ぼっこをする。山頂でのテント泊が一応出来ないので、約5時間半山頂に滞在して諦めてテント場に下る。テント場から北穂、奥穂の夕景を撮るも今一だった。【ダルマ】も飲み終えて暖かく寝る。
 次の日も快晴、のんびりと新穂高温泉に下る。公衆温泉に入りサッパリ、渋滞も気にせずバスの中で地酒を飲みながら良い気分で帰る。次回は雪のあるときに来たいと思っている。
 右俣林道は大雨が降ると沢が増水して通行出来なくなるために、昨年、奥丸山経由で左俣林道へのエスケープルートが出来ました。左俣林道の小池新道分岐のすぐ先に登山口があり、約4時間で奥丸山へ登れます。下山は約3時間くらいです。何かの時にはご利用ください。

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