三岩岳、窓明山

10月12日〜13日

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 会津の紅葉と静かな避難小屋、残雪期の下見も兼ねて三岩岳へ出かける。会津高原尾瀬口からバスで小豆温泉下車、十二時にスノージェットへ斜めのスロープを上がり登山道に入る。黒檜沢を渡り急坂を登る。支尾根に上がると緩やかなブナの斜面をトラバース、いくつかの小沢を越えて尾根コースと出会う。此処からはかなりきつい登りの連続で辛いが、見事なブナの紅葉に疲れを忘れさせてくれる。窓明山分岐点にあるログハウスの立派な避難小屋に十五時に到着する。いつもの【菊水】で宴会を始める。
 翌日も良い天気、朝食前の五時半に出発して三岩岳へ向かう。途中の木道に薄氷が張っていた。三岩岳山頂に六時着。展望抜群、会津駒ヶ岳から北の丸山岳、会津朝日岳まで望める。避難小屋に帰り朝食を済まして、お泊まり用荷物を小屋にデポして七時半に窓明山へ向かう。いったん下り小さな湿原を過ぎ一登りすればクマザサに囲まれた窓明山の山頂に八時十五分に着いた。のびやかに続く会津朝日岳方面への縦走に誘われる。振り返れば先ほど登った三岩岳が望める。避難小屋に帰り荷物をまとめて九時半に小豆温泉に向けて下山開始する。十一時半のバスで会津高原尾瀬口へ、駅前の温泉でサッパリして缶ビール、食堂は観光客で一杯なので、おむすびと地酒・つまみを買って電車に乗り込む。春日部までに四合瓶を空にしてしまった。
 鮮やかとまではいかなかったが紅葉を充分楽しみ、会津朝日岳への残雪期の縦走に気持ちを膨らませた山行だった。

三岩岳

窓明山