熊倉山〜酉谷山     6月10日〜11日

 梅雨の晴れ間に秩父・熊倉山から酉谷山を経由して奥多摩へのコースを歩く。熊倉山は九年前に歩いていて、今回は聖尾根を登ることで出かける。8時過ぎに初夏を思わせるような良い天気のなか、三峰口を歩き始める。約500b戻り沢に突き当たり右に入る。沢沿いの道を進み、山道に入ってもそのまま沢道を上っていく。大きな岩に出会い左側を巻きながら越える。踏み跡らしきものが無くなり適当に登っていくとナメ状の滝に阻まれ、右側の泥斜面をだましだまし登り支尾根に登る。滝の上からは聖尾根を右に見ながら適当に尾根を登っていく。沢登りの草付きのような急坂を我慢して登り、802m峰の手前の鞍部に9時半頃に出る。その後は尾根を忠実に辿りながら登る。1165m峰手前の急な泥尾根(斜面)には踏み跡(ステップ)もなく、ずり落ちないように踏ん張りながらの登りに疲れた。岩稜も所々にあるが踏み跡・赤テープを探しながら歩く。トラロープも要所には張ってあった。1307m峰を越えると一般道に出、一登りで熊倉山に12時過ぎに到着する。聖尾根は急登が続いて少々疲れた。
 酉谷山へ向けて南へ向かう。踏み跡はしっかりしているが、
アップダウンが結構あり疲れる。岩稜も有るものの特に問題なく通過する。1451m峰を13時20分通過、さらに1452m峰を越え1470mで大日向からの道に出会う。此処から東方向に向かい、1650m峰を目指す。テープ・踏み跡を探しながら緩やかに登っていく。傾斜が急になりテープは右にトラバース気味に行っているが、踏み跡は直登している。直登を選びグングン登るが、踏み跡が消えてしまう。結局左回りに大きく遠回りしてやっとの思いで到着する。木々の間から酉谷山が望める。いったん下り登り返すが、聖尾根からの疲れが溜まり、足がピクピクと悲鳴を上げてきた。標高差約100bが辛い。やっとの思いで酉谷山に到着、15時20分。それでも予定通り熊倉山から3時間で歩けた。T避難小屋に16時前に到着、わき水で顔を洗いサッパリする。次の小屋まで行ける時間だが此処で泊まることにする。 静かな時間を楽しみながら「菊水」を空ける。
 翌日は5時前に出発して一杯水避難小屋経由で東日原へ下る。天気も崩れることなく本日も良い天気。バス停で暫し甲羅干しをする。二日間で会ったのは、熊倉山から酉谷山への途中で会った中年の単独の女性のみ、同じ電車で大日向から熊倉山へ登って行く途中とのこと、感心、暫し立ち話をする。
《もえぎの湯》でサッパリ、ビールと蕎麦でご苦労さん。

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