羽後朝日岳 4月19日〜22日
昨年好天気の中で登り感激、今回は中年の仲間を連れて、のんびりと登ることで計画、中年軟弱グループなので軽装で日帰り登山形式にする。低気圧がなかなか動かなくて日程を1日遅らせて出発する。雨模様なのでテント泊を渋り、北上で安宿に投宿する。翌日はしっかりと観光に徹し、北上展勝地の桜、西和賀町の水芭蕉、カタクリ(白いカタクリもあった)、イチゲ、イチリンソウ、ニリンソウを見て回り、夕方貝沢の登山口目指して車道に入る。昨年に比べて雪が少ない。林道はすっかり雪がなく雪解け水が多くて車が沢を渡れず、登山口の手前まででテント泊とする。
5時半に出発、登山口の牧草地も雪はなく、夏道を登り始める。イワウチワの群生で一休み、尾根にあがると雪が出てくる。急坂を上りつめて 昨年テント張った前山分岐に7時着。歩き易さでアイゼンを着ける。緩やかな尾根歩きになる。雪解けが進んでいて雪庇は亀裂があちこちで奔っている。沢尻岳手前は雪を拾って歩けず灌木藪に入り、悪戦苦闘を強いられる。帰りに見つけた夏道はすっかり雪はなく藪こぎをしないで歩けた。沢尻岳山頂も雪がなく大きく北東側を回り込んで9時頃着。やっと大荒沢岳と羽後朝日岳が望める。昨年真っ白だった山並みはあちこちで地面が顔を出していた。和賀岳も東面は雪解けが進んでいて所々で藪が出ていた。一度下り大荒沢岳へ登り返す。雪庇もなく傾斜も緩やかになっていた。大荒沢岳を越えて朝日岳へ向かう。雪庇側は亀裂が入っていて歩けず藪に入り、登り返しでも一部藪になっていたが大きな苦労もなく朝日岳へ11時頃着。山頂は一部地面が出ていた。岩手山、秋田駒、鳥海山、遠くに八幡平も望められた。
昨年と同じ時期に入山したが、雪解けが早かったのか随所で藪が出ていて、中年熟年としては苦労したが、良い天気に恵まれ、楽しくお花も眺め、充実した山行を楽しめた。