ネパール・マナスル山群・写真トレック

                                      10月21日〜11月21日

 マナスル山群の最高峰マナスル(8163m)は、日本山岳会が昭和52年秋の偵察に始まり、56年春の第三次登山隊により5月9日に初登頂され、日本人によって登られた最初の8000m峰となった。
 今回も内田良平氏の写真教室に参加する。最初にガネッシュ山群の北面を眺め、その後反時計回りでラルキャ・ラ()を越えてマナスル山群を一周した。4年前にバーラポカリからマナスル山群を南西面から眺めたが、今回は山の形がまるっきり違って見えた。
 トレッキングを始めて直ぐに、ラルキャ・ラ(5213m)が雪で通れないとの情報が入り、多くのトレッカーが引き返してきた。そんな不安を抱えながら雪山が見えないブリガンダキ川に沿って、アップダウンが多い道を延々と歩く。ガネッシュ山群では雪に見舞われたが7日目から山を望むことが出来た。最奥のカルカは雪で膝まで埋まりながら撮影をする。
 その後は好天にも恵まれマナスル山群に戻り、マナスルを撮したのがさらに7日後からで、朝に夕に写真を充分撮ることが出来た。心配した峠越えは雪が急速に融けたこともあり、スパッツ程度で歩くことが出来た。峠を越えてからの下りがかなり急で、苦労して歩かされたが、来た道を戻らなくても良いので皆ホッとしていた。峠を越えてのマナスルの西壁(西面)はまた違った姿で迎えてくれた。アンナプルナ街道に入ると賑やかになり、地酒のロキシーをいただきながらのんびりと楽しんで歩けた。
 食事も充分食べたのにいつものように痩せて帰国、体重を増やすために少々無理してたくさん食べている。                             

(その他の写真は写真コーナー参照)
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