日留賀岳

 この春の大佐飛山、昨春登った男鹿岳を眺めに出かける。昼前にのんびりと出発、野岩鉄道・上三依塩原駅まで暖かい車内で、お酒をいただきながら好きな本を読み、楽しい一時を過ごす。塩原温泉に投宿。夜、床につくまで温泉と地酒、すっかり山登りに来たことを忘れる。
 翌朝、温泉に入って山登り体制に切り替え、7時前に宿の車で登山口・小川氏宅まで送ってもらう。青空がのぞき、天気は今日一日持ちそう。登山口脇にシャクナゲが見事に咲いている側を、7時に歩き始める。良く整理された道を進む。林道に出て、味気ない林道歩きと思いきや、ウドがそこら中にある。帰りの楽しみにしてチェックしながら歩く。唐松林、ブナ林の急登を進み、神社の鳥居を過ぎると白ヤシオツツジ、米ツツジ、シャクナゲが見られる。高度を上げるに従ってガスが出てきた。山頂に10:20着。楽しみにしていたが、ガスで展望はなし。小さなブヨの攻撃でゆっくりも出来ず昼食もそこそこに下山する。
 帰りの林道では山ウドを取りながら歩く。強烈なアクの臭いが漂う。少し時期が遅かったようで、柔らかいのを選びながら採ってきた。登山口13時着、小川氏にお礼を言って、一路温泉へ向かう。元湯温泉口近くの華の湯でサッパリ、ビールを急いで飲み、急いでバスに乗る。バスは自分だけ、女性運転手と暫し談笑。電車内では、ずっと持ち歩いたお酒を出して、チビリチビリ飲みながら帰る。
 帰宅後、採ってきたウドをつまみにお酒がすすむ。梅雨の晴れ間の山行、虫除けを忘れ虫攻撃に見舞われたが、温泉と地酒三昧だった。        

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6月13日〜14日