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新宿23:00−高速バス(バス泊)−新穂高温泉7:00〜わさび平〜鏡平山荘11:20〜
弓折岳肩11:30〜双六小屋13:40(泊)6:00〜双六岳7:10〜三俣蓮華岳8:25〜
三俣山荘9:00〜鷲羽岳10:25〜水晶小屋12:50(泊)6:50〜水晶岳7:20〜赤牛岳10:20〜
奥黒部ヒュッテ14:10(泊)7:00〜平ノ渡9:00/10:20−平の小屋11:00〜黒部ダム駅14:35−
扇沢14:55−大町温泉15:15(温泉入浴)16:11−大町17:05−高速バス−新宿21:00

 昨年天気が悪くて中止した山行、ロングコースでエスケープが無く、好天を期待して出発するも、天気は余り期待出来そうにない。わさび平、鏡平と順調に進め、本日の宿宿泊予定を双六小屋までとし、弓張岳肩までの急登を登り切ると、ガスが切れ展望が開けて、野口五郎岳、三俣蓮華岳、鷲羽岳が望めた。夜半の雨を気にしながら、お酒の勢いでよく寝る。双六岳は長年の宿題の山で、これまでの三度の山行では悪天でトラバース道を歩き、山頂を踏んでいない。双六岳山頂からの槍ヶ岳の写真を見ながら、何時かはと願っていた。曇り空ながら展望は良くて、ぐるっと360度の山々、三俣蓮華岳も山頂を踏めた。三俣山荘で二日間の雨が降らなかった好天を信じて、先へ進む事にする。
鷲羽岳を越えて水晶小屋へ入る。12畳一間の小屋、予想通り混みながらも、足を充分のばして眠れた。夜半からまたしても雨、それも台風並(?)の風も吹いている。朝になっても止まず、団体・その他のグループは予定を変更しての行動を決めている中で、我が無鉄砲グループは予定通り歩くことにする。稜線での突風で耐風姿勢を取り、風の合間に『四つ足動物』化して下だけを見て進む。水晶小屋〜水晶岳〜赤牛岳までは何とか予定時間で歩けた。山頂写真もなく握手だけをして更に先に進む。樹林帯に入ってやっと風は治まるも、登山道が沢になってジャブジャブと下る。全身ずぶ濡れ状態で奥黒部ヒュッテに到着する。ストーブの暖かさが嬉しかった。お風呂も頂いて、美味しいお酒を飲みながら、無鉄砲・馬鹿山行を振り返る。 黒部ダムまでの道も高巻きや崖で、かなりのアルバイトを強いられる。大町温泉でサッパリ、帰りのバスでもお酒を飲みながら、二度と体験出来そうにない今回の山行を、しみじみと振り返っていた。ご苦労様でした。

北ア・読売新道
8月28日〜9月1日