笈ヶ岳

5月1日〜4日

中宮駐車場8:25〜山毛欅山12:00〜1312mテント場13:50(泊)5:40〜冬瓜山7:28〜笈ヶ岳9:45〜テント場13:05
〜中宮駐車場17:30−民宿18:40

 「笈ヶ岳」何年か前にこの魅力有る名前を耳にしていろいろ調べてみたら、何と登山道が無く登れるのはGW前後の短い期間だけで、おまけに体力、技術、危険度が5本の指に入る山と知り、自分は諦めていたのですが、何度かその後に笈ヶ岳の近くの山に登って眺めているうちに、会いたい、でも自分の技術では無理と思いながらも、何時かはと思い焦がれていた山に、とうとう登ることが出来ました。
 5月1日、東村山を出発。サービスエリアで仮眠をした後、中宮で前日出発組の人達と合流する。急な階段を登ると貯水池がありそこからが登山道。山毛欅山までは何とか道もあり、足元に咲いているカタクリ、コブシの花などをチラチラ眺めながら急登をひたすら山毛欅山まで登る。山毛欅山からは展望が良く雪がいっぱいの白山、そして明日登る迫力のある笈ヶ岳が眺められた。其処から先は覚悟していた藪こぎをしながら14時近く1312mピーク地点でテントを張る。真正面には笈ヶ岳の素晴らしい全容、後は日本海に沈む夕日を眺めつつ粗食ながら楽しい夕食でした。
 5時45分アイゼンを着け、山に向かって「登らせてください」と心で祈りながらいよいよ出発。暖かい朝だったので凍り付いているところはなく、ガイドブックで読んでよりは少しは安心して冬瓜山、シリタカ山と、何度かのアップダウンとトラバースの繰り返しで10時近くにとうとう登れました。360度の大展望・・・・うれしい、うれしい、皆さんありがとう、神様あるがとう。ようやく久恋の想いが叶いその山に抱かれた嬉しさに思わず涙が出てきました。
 帰りはテント場でゆっくりして、今登れた笈ヶ岳をしっかり眺め、また重いザックを背負いながらも満足感一杯の気持ちで登ってきた道を降りました。連休だと言うのに運良く近くの民宿に泊まれて乾杯、一口のビールが美味しかったこと。幸せ一杯の山行でした。この山行の計画を立ててリーダーになったIWAさん。そして一緒に登ってくださった皆さんに心からお礼申し上げます。本当にありがとうございました。
    (NA女史)

戻る

冬山・残雪記録へ