越後・柄沢岳
雪洞泊山行の二回目、越後・巻機山の南県境尾根上にある柄沢山へ向かう。清水から途中の威守松山までは夏道が有るが、当然この時期は沢へは入り込めず、尾根を忠実に詰めて登っていくことになる。
小雪が舞っている中、塩沢石打SAで仮眠。雪は止んで天気は回復してきた。清水から登り始める。威守松山まではかなりの急登、雪に遊ばれながら一歩一歩高度を上げていく。途中からは右に谷川の山々、左側はどっしりとした巻機山が望める。
威守松山からは巻機山をはじめとした県境尾根の稜線が望め、目指す柄沢山への登山ルートが確認できた。1450m付近までは雪庇が張り出し、その上部は広い尾根状になっている。雪洞地点は1450m地点として雪庇を踏み抜かないように注意して進む。
雪庇の通過でかなり消耗し、雪洞地点到着まで登り初めてから約5時間掛かった。無風快晴の中、明日の天気が良くないこともあって、予定を変更してこのまま柄沢山へアタックする事にして、不要な荷物をデポして出発。 ブナ林の中でウサギの寝床を発見。今晩のおかずに!と騒いでいたら違う穴からウサギが跳びだしてきて、さっさと逃げていってしまった。残念!。疲れた体に気合いを入れて登るも、稜線になかなか届かない。稜線からの奥利根の山々を眺めたかったが、時間切れで引き返す。満月と夕焼けを眺めながら雪洞地点に帰着。約2時間掛かって快適な雪洞を作る。落ち着いて乾杯したのは20時になっていた。疲れもあって翌日7時までぐっすりと寝る。小雪がちらつく中を下山。途中から本降りになる。登りに5時間も掛かったのに、下りは1時間半で下山。温泉に入りさっぱりして、充実感をかみしめながら帰る。
東村山22:00−所沢IC−関越道−塩沢石打SA(仮眠)−清水8:00〜威守松山11:40〜
雪洞地点13:10/13:50〜1750m地点16:30/16:50〜雪洞地点17:50(雪洞泊)、
9:00〜威守松山9:40〜清水10:30−塩沢町(入浴)−塩沢石打IC13:00−関越道−
所沢IC−所沢17:00