北ア・蓮華岳〜七倉岳〜烏帽子岳

8月18日〜21日

新宿7:00−松本−信濃大町10:40−扇沢11:35〜大沢小屋〜針ノ木小屋14:20(泊)6:00
〜蓮華岳7:10〜北葛岳9:25〜七倉岳11:30〜舟窪小屋11:50(泊)5:40〜船窪岳6:30
〜不動岳9:30〜南沢岳〜烏帽子小屋12:30(泊)5:40〜三角点〜濁沢登山口7:10〜
高瀬ダム〜七倉8:30(温泉入浴)−信濃大町13:16−新宿16:36

 台風を心配しながら雨の中を出かける。後立山コースと裏銀座コースとを結ぶ今回のコースは、一部崩壊が進み船窪から烏帽子までは、アップダウンが大きくコースも長いため、年間300人位しか縦走者が居ないそうである。歩き始めの扇沢は蒸し暑かったが、針ノ木雪渓に入るとガスが出てきてヒンヤリ、雪渓はザレていてアイゼンを付けずに登る。10年前に歩いた記憶は最後の急登のみ、針ノ木峠はガスっていた。
 2日目は晴天で、峠の南面からは槍、穂高、大天井、燕、餓鬼、唐沢、野口五郎、水晶、赤牛、これから歩く烏帽子岳への縦走路が望める。一方北面は鹿島槍、白馬、朝日、爺ガ岳〜針ノ木岳の縦走路、カメラを持参しなかったことを悔やむ。蓮華岳へ登るにつれて剣、立山、五色ヶ原、薬師が見えてくる。コマクサの群生も見事、蓮華の大下りでは“白いコマクサ”を見つける。北葛岳と七倉岳を登り返して船窪小屋着。到着が早かったので、七倉岳の登りで採り始めた“ガンコーラン”を採りに、元来た道を引き返しかなり真面目になって集める。ついでにブルーベリーも採ってくる。
 3日目も快晴、七倉岳〜船窪岳〜不動岳は不動沢の崩壊地をたどる悪路で、鎖、梯子なども有るヤセ尾根、かなり消耗し不動岳に到着してホッとする。ここからの展望も良く、あまり期待していなかったので儲けものをした感じ。とにかく暑い中水が旨い。コマクサも群生している山頂で昼食。南沢岳への登りも辛い、此処でもコマクサが群生していた。烏帽子小屋までは御花畑の中をのんびり歩く。この日も時間が余り美味しいビールを戴いて、昼寝をしてから“ブルーベリー”採りをする。
 台風のスピードがゆっくりだったことが幸いして稜線の2日間とも好天で、素晴らしい展望を楽しんだ。最後の日は“ブナ立尾根”を下る。七倉で温泉に入り乗り合いタクシーで信濃大町へ、地酒“夜明け前”を買って帰る。東京は雨だった。

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