ネパール・ダンプスピーク

8月06日〜20日

羽田集合−関空−カトマンズ−ポカラへ(車)−ジョムソン〜マルファ(2700m)
〜3600m尾根〜マルファ(高度順応日)〜アルバリ(3800m)〜ガロパニ(4700m)
〜5000m〜ガロパニ(高度順応日)〜BC(4980m)〜ダンプスピーク〜BC
〜マルファ〜ジョムソン−カトマンズ−関空−伊丹−羽田、解散

絵はがき・右端がダンプス・ピーク

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 労山・都連盟海外委員会主催の登山隊に参加する。アタックする山はネパール・ダウラギリ山群のダンプスピーク(6035m)、2度目の6000m峰である。夏のネパールは雨期に入り天候が余り良くないのが気にかかるが、西ネパールでチベットに近くモンスーンの影響は少ないとのこと、高度順応(富士山)も済ませ元気に出発する。
 カトマンズに着くなりそのまま夜行バスでポカラへ。約8時間の窮屈な車内で寝不足状態のまま飛行機が飛ぶのを待つ。約2時間遅れで二番機でやっと登山基地のジョムソンに到着、皆と合流できてホッとする。
一日で約1000mの登高を2度行い、疲れと高山病に悩まされながら、高度順応も含めて6日間のトレッキングでBC(4980m)に入る。アタック当日は良い天気に恵まれて4:20にBCを出発。稜線までの約700mのガレ場がきつくてかなり体力を消耗してしまったが、ダウラギリ(8167m)、ツゥクチェ(6920m)、ニルギリ(7061m)などの山々を眺めながら登る。稜線からは雪も降り出して完全な雪山装備、一歩一歩アイゼンを利かせて、ヨレヨレになりながらも11:00に6名(スタッフ2名)で山頂到着。その後も次々と到着し隊員19名中15名が登頂を果たす。
 今回は一日の登高高さが大きくて高度順応に苦労させられた。そのせいか隊員の一人は4700mでガモーバックに入り、一晩酸素を吸って何とか危険を回避できた。さらにもう一人は日程的な無理があって順応日を設けられずに4980mまで上り一晩酸素を吸う事なってしまったが、ともかく全員無事に下山する事が出来た。
夏のネパールは天候が良くない反面、花の咲く時期でトレッキング中は数多くのきれいなお花を見ることが出来た。ブルーポピーは残念ながら時期が遅く、散りそうな最後の花びらを見られただけだった。
今回の登山隊は都連盟の手づくり登山隊で費用も安く、現地スタッフも含めてアットホーム、食事も日本人向きに作られて毎日美味しく腹一杯食べられた。感謝!。