　すばらしい好天気の中、第12回参加者５名を含め総勢10名で出かける。特急は混んでいたが途中から全員座れ楽しい山行を想い楽しんで茅野着。暖かい渋ノ湯ホテルの駐車場で昼食、準備をして出発。ホテルの前から雪道で、稜線への登りに入ると日陰になりぐっと気温が下がる。稜線に出ると気持ちの良い日差しが当たる。雪景色と紺碧の空がきれい、元気になってくる。夏山に負けない様なハイピッチで黒百合平着。風もなく暖かい！。手続きを済ませストーブ組を残して摺鉢池付近まで出かける。ヒュッテ前の急坂を登り切ると左に天狗岳が望め、右には後立山連峰～北アルプス、乗鞍岳、御嶽山、南アルプス・・・が望める。素晴らしい眺めがだ風が冷たく、記念写真を撮りヒュッテに帰り、すぐさま宴会モードに入る。部屋は３Ｆの屋根裏部屋貸し切りで、山談義から家庭秘話まで大いに盛り上がる。
　明けて２３日は小雪が舞い風もかなり強く生憎の天気、昨夜星も出ていたのにと少々ガッカリ、行ける所まで行き、最悪は高見石コースに変更する事で出発する。中山峠付近ではかなりの風が吹いていて、天狗岳での突風を考え残念だが高見石へ向かう。樹林帯を水分補給をつららで補いながら、アイゼンの歯を引っかけないように注意しながら歩く。高見石小屋（テラス）で休憩、－６℃、小雪の中の降る中での行動食採りの体験、暖かいお湯・紅茶・コーヒーが嬉しい。
行動食も多彩、パン・餅・大福・磯辺餅、ウイダー、しょうが糖、干し芋、どら焼き････と色々ある。賽の河原では雪に埋もれた大岩を気にしながら雪混じりの寒風をまともに受けながら下る（温泉とビールを想い浮かべる)。無事、渋ノ湯着、客待ちしていたタクシーで温泉直行を全員一致で決めいそいそと乗り込む。温泉で生き返り（？）ビールが無かったのは残念だがその分車中で補う。冬山が初めての人も含めて、体を冷やさない歩き方、雪が降っている中での行動食の採り方、プラブーツでの歩行、アイゼン歩行での注意など貴重な体験が出来たかと思うが、基本を習得する雪上訓練の開催を感じた。天気を確かめてリベンジしたいと思う。　　　　　　
　何度目かのコース、初対面の人も多く楽しみに参加。初日、好天気と快調なピッチで汗をかき過ぎ後で反省。夜の談笑では山に対する興味深い意見を沢山聞けた。アイゼンが靴にフィットせず課題を残す。冬山の天気はこんなにもガラッと変わることを実感する。（ＹＯ女史）
　満点の星空、明けて雪混じりの吹雪、冬山の天気は気まぐれなこと。山小屋での朝の出発準備・身支度、雪道でのピッケル・アイゼンの使い方など、まだまだ知りたい事も多く少し心残り。次回に活用したいと体験をメモで残すようにしている。“身支度は早く、持ち物は少なく”を心がけている。（Ｈ女史）
　初日は少し不安もあったが二日目、雪の中を四時間も歩けたことは大きな自信になった。全体的に楽しい山行だった。（Ｙ女史）
　久しぶりの冬山、楽しい時間を過ごせた。好天・吹雪も装備装着の良い条件でクリアしたが、厳しい条件下での想定事前練習の必要を感じる。服装はＯＫ、休憩時の急激な体温低下対応など、寒い雪山を何度か経験する必要が有るのかなと感じた。次回も出来れば参加を。　　　　　（Ｋ女史）
　冬山は雲取山に続いて二度目、本格的には今回が初、期待と不安が入り混じり胸躍る気持ちで参加。アイゼン歩行を教わるがなかなか巧くいかず、何度か歯をスパッツに引っかけつんのめってしまい、急斜面では命取りになると言われ冷や汗。原因の一つにスパッツを左右反対に着けていたらしい。テルモスも大きめの物に買い換える予定。靴はアルパインブーツ（シンサレート入り）で参加、保温・防水など問題なく歩けた。冬山は確かな技術と装備が有れば快適に過ごせることを実感する。（Ｕ氏）
　初日、晴天で素晴らしい展望、二日目、荒天での歩行。天候・コース共にバリエーションに富んだ楽しく勉強になる山行だった。　（Ｈ氏）
　雪の見ると子供心に戻れ、積雪が深くなるにつれて嬉しく心踊る私。渋ノ湯からの上りは以前は苦しくも、今は体力も付き皆さんとワイワイ言いながら楽しく登れた。天狗岳は二回目の挑戦、初日の好天で今回こそはと期待するも、翌日はガッカリ、自然は甘くないことを痛感する。賽の河原では苦しくも変化があり楽しめた。　（Ｉ女史）
　天狗岳へと言うことでプラブーツを購入、張り切って参加。初めとのプラブーツは軽いがソールが曲がらず慣れるまでは歩きにくい。さすが足は冷たいことは無かった。初日は絶好の登山日和、風もなく快調、空の青さが目に染みる。二日目は昨年と同じで雪と風。夜中にトイレの帰りに滑って背中をぶつけ痛くて天狗岳への中止でホッとする（くれぐれも注意を）。賽の河原の風雪の凄さにはギブアップ寸前。（Ｄ女史）