ペルーアンデス・ブランカ山群トレッキング

612日〜24

6/12:成田−シアトル−マイアミ−                   
6/13:リマ−トルヒーヨ、市内観光                   
6/14:トルヒーヨ−カヤン峠(4225m)−ワラス(3050m)           
6/15:ワラス滞在、高度順応・ウルタ谷(4890m)往復           
6/16:ワラス−ヤンガヌコ峠(4737m)、トレッキング開始−ヴァケリア(3700m)   
6/17:ヴァケリア−バリア谷(3800m)                  
6/18:バリア谷−ウニオン峠(4750m)−タウリパンパ(4100m)        
6/19:タウリパンパ−サンタクルス谷−ヤマコラル(3600m)
6/20:ヤマコラル−タシャパンパ(2900m)、トレッキング終了−ワラス
6/21:ワラス−トルヒーヨ                    
6/22:トルヒーヨ滞在、市内観光(参加せず)、夕刻帰国へ、トルヒーヨ−リマ−
6/23:−マイアミ−シアトル−                     
6/24:−成田着

 南米は今回で3回目、行き帰りに時間が掛かり少々ウンザリする。飛行機に乗っている時間はほぼ20時間、乗り換えを含めると約30時間もかかってしまい、持っていった本がおもしろくなく、ただひたすら食べて飲んで寝るのみとなった。
 参加者は8名、7月のバルトロの予行演習も兼ねてカメラ機材一式を背負って行く。トレッキングを開始するワラスは、ペルー最高峰ワスカラン(6768m)をはじめ、ワントサン、ワンドイ、チョピカルキといった6000m級の高峰が町を見下ろすように聳えている。トレッキングスタイルはネパールとほぼ同じでモーニングティーで始まり、洗面用のお湯、朝食。昼食も先回りしたコックが待っており、キャンプサイトに到着するとテントは設営されており、お茶休憩後、夕食までは各自で自由に過ごす。食事についてもくせのある物はなく美味しく頂けた。今回参加した山群は高い峠(4000〜4900m)を越えて東西の谷を結ぶ車道がいくつか通じており、事前に高度順応の為に4800mまで車で上がった時も、座ったまま労せずして、雄大な景色を眺められる。ヤンガヌコ峠へはワスカラン、ワンドイ、チャクララフ、チョピカルキなどの氷峰を眺めながら車で越えていき、反対側の谷に入りトレッキング開始となる。
 アンデスはこの時期花の咲く季節で道端の高山植物を探しながら、間近に迫る6000m級の雪山を写真に収め、いつものようにカメラを抱えて列の先頭に出たり、最後尾に置き去りにされたりしながら、のんびりと歩いてきた。
 トレッキング3日目、約1000m登り4750mのウニオン峠を越えるとタウリラフ、キタラフ、アルテソンラフなどの雪山と氷河の大パノラマが目の前に現れ、疲れも忘れて夢中で写真を撮る。峠を越え湖と草原と林が美しい広くゆるやかなサンタクルスのU字谷を下り途中キャンプしながら終点の村へ。
 今回も高度対応については薬(ダイアモックス)も飲まず順調に順応できた。常に体調に気を付けて最初はのんびりと、時々負荷を掛けて・・。次回も安心せずに。村々の子供達は元気で明るい、しかしながら会う度に”キャンデー(お菓子)、キャンデー”と言って手を出す。心ないトレッカーが善意のつもりでお菓子を与えて歩いたのだろう。気を付けたいものです。
 今回持参したフイルムが少なくてトレッキングの最後では綺麗な高山植物を探しても写真に撮れなかった事、現地では買えないし(売っていない)他の人は持っていないし、悔しい思いをした。又、雨が少ないこともあって砂埃がひどく、防塵マスクは必携、それに日差しが厳しく日除け対策は万全にして行かれる様に。

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