後立山連峰

8月2日〜7日

蓮華温泉→朝日岳→雪倉岳→白馬岳→鑓ガ岳→鑓温泉

8/2
 新宿へ外出し、早めに帰宅する。23:50 急行 ”アルプス”に乗る。

8/3
 平岩 7:10 発のバス乗る。小雨が降り出して出足が悪い。 温泉 8:45 着。小雨は相変わらず降っている。カッパは着ないで傘で出発する。 ザックが重い。途中木道が濡れていて、見事に滑って転び額を強打する。足は右臑を擦っただけ。あまり良い出来事ではない。白高地沢では、変な姿勢で渡った事もあり左足が痙攣しそうになる。ストレッチをして何とか直る。 それから何となく足が痛く、右足も痙攣しそうになる。登るスピ−ドが落ち、雨も降っている。五輪高原辺りは、お花が沢山咲いており母に見せて上げたい感じ。 お花が有っても写真を撮る気にならず、足をごまかして少しづつ、少しづつ登る。後ろに二人連れがいる。奥さんの方が疲れている、自分よりもスピ−ドが遅い。朝日岳の少し手前で、しかたなくテントを張る。18:30 、このまま行っても朝日小屋には、20時を過ぎてしまいそうなので此処に泊まる事にする。国立公園内では、指定された所以外はテントは、禁止されているけどしかたない。遅れた二人連れは 18:45 頃通過して行った。大丈夫かな・・。飯も食わず、ウイスキ−とス−プ・ベ−コンで終わり、寝る。変な体位をすると、すぐ足が痙攣する。こんな事初めてだ!。

8/4
 朝も小雨、ス−プ・アルファ米を少し食べて、又寝る。 8:00 に出発準備、8:45 出発。 相変わらず小雨と霧、足に無理がかからない様にして登る。9:00 頃、朝日岳頂上。朝日岳からの下りもきつい。朝日小屋 9:50 、相変わらず霧と小雨、テントを張るか、小屋に泊まるか、このまま行くか、気持ちが揺れる。(小屋にしようヨ!・・)雪倉岳の避難小屋へ4時間か・・、ヤルか!。 それにまだ先が長い、少しでも先に行きたい気持ちが強くなった。10:15 朝日小屋を出発、 しかし、途中引き返そうと何度思った事か、何でこんな思いをしているか・・。 とにかく頑張って避難小屋に着いた、17:00 。 途中の雪倉岳 16:09 、雪倉岳からの下りで、白馬岳が一瞬見える。カメラを出す間にガスで消える。小屋先客四人(女性)いる。仲間入りして夕食、ウイスキ−。19:00 頃より日記を書く、昨日の分も書いている。とにかく疲れた。こんなはずではなかったのに・・・・。 とにかく寝る事にする。 19:25。

8/5 (この後の記録が無いので、思い出しながら書いて行く)
 朝方は少し雲が有ったが、出発する頃にはきれいに晴れ上がり、久振りの青空に気持ち良く歩き始める。鉢カ岳を過ぎ、鉢ノ鞍部ではお花畑が目の前に広がり、写真を撮りながらお花に見とれていた。目の前の白馬岳が大きく迫り、登り切れるか少し不安になる。何時もはそんな事ないのに、疲れていたみたい。三国境から白馬岳への登りではほんとにバテてしまった。天気が良いのがせめてもの救いだった。やっとの想いで白馬岳の頂上に着く。記念写真を撮り、テント場へ行く。良い天気でテントから、シラフ・・・すべての物を乾かす。三日ぶりのビ−ルが旨い。カメラを下げてブラブラと、歩き回る。風が強かったことを思い出す。

8/6
 朝方天気が悪かったが、7時頃から嘘の様に晴れ上がり気持ちの良い晴天となる。良い天気の中、写真を撮りながらのんびりと鑓カ岳へ向かう。杓子岳へは一旦大きく下り、駒草が咲いる中を、きつい上りを登り返す。ザックが重い!。展望が良いのが少しでも疲れを癒してくれる。鑓カ岳への登りもきつく、とにかく疲れた。この辺りから天気が悪くなり、鑓カ岳の頂上で雨、それもかなり強い雨、急いでカッパを着て天狗平へ向けて下る。途中の鑓温泉への分技点で、再度の雨で下山を考え、先に行くかどうするか・・、また迷う。山はまだ梅雨明けしおらず、この先も良い天気はそんなに期待できない。結局、天狗平まで行こう・・と言う事で歩き始める。天狗山荘で昼食、ビ−ルを飲みのんびりとしてしまう。雨の中、かなりの人が、唐松岳へ向けて出ていく。(又、迷う)。ビ−ルを飲んでのんびりした性もあり、又、不帰キレットを通過するのに、こんなに疲れていては・・、弱気になる。テントを張り、早めに寝る。夕方から雨は上がり、鑓カ岳がその姿を現す。

8/7
 朝方から又雨!、下山する事を決め、雨の中テントを撤収する。鑓カ岳への分技点まで戻り、一気に下る。大出原のお花畑で写真を撮り、天気が良けば、いい所なのにと・・・。鑓温泉へはとにかく長い下りだ!。それからの猿倉へもほんとに長い下り、此処を登ろうとは、思わない。途中から雨も上がり、汗を流しながら猿倉へ着。着替え、タクシ−で白馬駅へ。今年の夏山行は雨に祟られ、疲れただけ見たいな感じ。予定を途中で止めた事も初めて!、必ずこの続きをやる事を心に決めて、電車に乗る。
(この後、9月にこの続きをやれた。この時は、良い天気に恵まれて良かった。)

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