悪天で途中敗退
当初計画した内容は夜行バスで丸沼高原へ行き、登り口の丸沼温泉まで車道を歩いて登り始める。夜行バスを早々に予約して待つが、今年は梅雨明けしても好天に恵まれずやきもきして当日を待つ。が、かなりの確率で雨が降るとの予報になっている。藪漕ぎが予想される状態でしっかりと対策をして出かける。登り口で準備を始めたときにカッパのズボンをザックに入れるのを忘れた。直ぐ着るので最後にパッキングする予定で側に置いて用意していた。どうする!まだ雨は降っていない状態で濡れを覚悟で歩き始める。歩き始めて約15分位で雨が降ってきた。それもかなり激しい雨だ。笠をさして歩くも笹藪でズボンはずぶ濡れ状態になった。諦めて引き返す。
リベンジは日帰りで!
登り口まで路線バスの運行があることを知る。(よく調べれば判ったのに)そのバスを利用して日帰り山行で計画する。天気予報で快晴を確認して出かける。日帰りの難点は場所が遠いことで登山時間より移動時間が遙かに長いこと。自宅を出発して約5時間でやっと登り口に着いた。
準備をして登り始める。先の山行で途中までは判る。その後も赤テープと踏み跡(かなりしっかりしている)で迷うこと無く歩ける。ルートは四郎沢に沿って登る。二俣で右岸に上がり左右に沢を見ながら支尾根を進む。左の沢に下り左岸の道を進み、小沢を渡って四郎峠への登りになる。やせ尾根の鞍部・四郎峠でひと休みする。
燕巣山へ向かう。尾根道は東電の巡視路になっているから歩き易い。1891mピークを越えて標高約350mの35度~45度の急な登り坂に息が切れる。傾斜が緩やかになっても最後に一上り待っていた。山頂はガスで展望はなし。思いこみで三角点を探す。が、見つからない。(後で地形図を見ると三角点はなかった)四郎峠に戻る。上りできつかったが下りも結構辛い。
峠で一休みする。四郎岳へ向かう。山頂までの距離が燕巣山への約半分だが、標高差はほぼ同じの340mある。標高1900m付近から燕巣山より厳しい急坂で休み休み登る。今回は富士山、ネパールを考えて重登山靴での山行で疲れが溜まって足が重い。やっとの思いで三角点・四郎岳のある山頂に到着する。相変わらずガスで展望はなし。写真を撮って早々に下山する。下りも急坂と疲れた所為もありヨタヨタ状態で降りる。
峠からの下りは沢道で疲れもあり、上りとほぼ同じ1時間も掛かってしまった。長年の宿題を達成できてホッとしている。