鎌ヶ峰 3月25日〜26日
乗鞍岳の南、野麦峠からさらに南に約3キロ、北アルプス南側終点の山、登山道もなく残雪を踏んで登る山。そんな情報を岳友が持ち込み、面白そうなので計画した山行。 野麦峠からの山行報告はあったが、車が入れない時期なので麓の川浦から尾根をつめて登ることにする。
快晴の中、中央道、長野道から松本ICで降り、野麦街道で奈川へ向かう。農協で買いだし、もちろんお酒も忘れずにもとめる。川浦の清水牧場・チーズ工房で情報収集、鎌ヶ峰は判るが登る人は?。当然登る人など居ないだろう。尾根に取り付く登山口(?)を確認して今夜のねぐら探し。この地域は国有林で指定地以外はキャンプ禁止とのこと。まだ開設していないオートキャンプ場へ向かう。園内の道路が除雪してある終点地点に、テントを設営する。暖かい道路上で宴会を開始する。
4時起床、若干お酒が残っている状態で準備開始し、6時出発。昨日確認した登山口6:30、ワカンを付けて登り始める。牧場を右下に見ながら樹林帯の中、ひたすら尾根をつめる。1794mピークの下りは岩稜で雪庇が張り出しちょっと緊張する。展望が余り良くなくアップダウンの多い尾根、気持ちが滅入る。月夜沢峠への尾根をあわせて1974mピーク着。目の前に山頂が望め、振り返ると登ってきた長い尾根が見える。大きく下り最後の急登を登る。10:40着。山頂は小さな標識(登った人が持ってきた物)があるだけ。西風が冷たく、写真を撮り早々に風のない場所に移動する。
下りは登り返しが有ったものの約1時間半で林道に出る。
牧場の牛乳と飲むヨーグルトが美味しい。温泉に入り充実した山行を振り返りながら帰路につく。