8/8
 上野 22:40 “北陸”にて富山へ。二時間出発の時間を間違えて、上野で時間をつぶすのに苦労する。
8/9
 富山 5:39 着。5:50 発の直通バスに乗る。少し頭が痛い。折立 8:15 出発する。暑い!。汗が流れ落ちる。三角点 10:00 、平ヶ岳の登りを考えるとかなり楽。 太郎平小屋 13:00 着。予定の時間、目の前に太郎山、北ノ俣岳、黒部五郎岳と・・・迫って見える。少しガスが掛かっているが・・・・。 ビールを買ってキャンプ場へ行く。テントを張りビールを飲みながら暮れていく山々を眺めている。台風が来ているみたい。明日は雨らしい。 思っていた通り夜中から雨と風、それでもウトウトしたみたい。
8/10
 雨と風の音で目が覚める。二時頃からどうするか考えている。停滞にするか・・小屋に入るか・・。テントをたたみ、ザックを小屋の裏に置いて薬師岳へ行く、6:45 出発。雨はそれほど強くはないがカッパを着ていると暑い。薬師平-薬師小屋、牛乳を飲む。薬師岳 9:00 、写真を撮って下山する。途中雷鳥が三羽食事中!、11:00 キャンプ場着。小屋に行くか、テントを張るか迷う。台風が関東、神奈川・東京に行ったのを聞いてテントに決める。こんな事ならテントを張ったままにしていたらと、反省する。ザックも濡れている。何事も経験と思って雨と風の中でテントを再度張る。15時頃から風と雨が強くなって来た。雨の音で寝られないかも・・・。
8/11
 朝はガスで視界が悪い、とにかく朝食、6:45 出発。キャンプ場の皆は早くから出発して何となく自分が最後になってしまった。太郎小屋 7:00 、ガスの中を太郎山へ、途中から雨、引き返して来る人がかなりいた。雨の中ひたすら歩く。北ノ俣山 8:30 、黒部五郎岳も小雨の中、写真を撮ってすぐに下山。五郎カ−ルもガスの中、天気が良いと気持ちが良いところだろう。五郎平 15:00 頃、テント場へ、夕方から叉雨が降り出す。夜は星が出て明日は好天気になるだろう。
8/12
 6:45 出発、毎日ほぼ同じ時間の出発となる。天気はよし!、写真を撮りながらのんびりと行く。三俣蓮華岳はパスしてカ−ルをトラバ−スする。三俣山荘 9:30 着。あまり天気が良いのと鷲羽岳の姿に登高意欲を湧かせる。往復2゜30’・・・、登る事にする。鷲羽岳 10:40 着、三俣山荘 に11:30 帰りラ−メンを食べ 12:00 出発。雲の平への下り、黒部川を渡り、急坂を登りきり雪渓を眺めて、雲の平に入る。キャンプ場 14:00 頃着。薬師峠,黒部平とテント行の男性と叉会う。濡れた物を乾かす。テントを張った所が少し坂になっていたので後(8/13)で移動する。本日も夕方より雨が降ってくる。
8/13
 本日はのんびりと水晶岳へ行くだけ。6:45 頃出発。祖父岳 7:30 頃、ガスが少しずつ晴れていく。写真を撮りまくる。黒部五郎岳、三俣蓮華岳、黒岳(水晶岳)、薬師岳、目の前の鷲羽岳、遠く槍ヶ岳、常念岳、燕岳・・・の山々!!。岩苔乗越−ワリモ岳分岐−水晶小屋−水晶岳(10:09)と、暑いほどの天気の中をのんびりと山を眺めながら歩ける幸せをしみじみ感じている。ザックの重みなどすっかり忘れてしまった。言葉には表せそうもない。水晶岳からは遠く赤牛岳、針ノ木岳、鹿島槍ヶ岳、黒部湖、うっすらと立山連峰が眺められる。帰りも同じ道を雲の平のキャンプ場へと帰る。テントは熱々で、寝袋もパンパン。雲の平小屋へビ−ルとウイスキ−を買いに行く。雲の平は思っていたより感激はなかった。花の季節が終わっていたからかもしれないが、やはり山の方が自分には向いているのもしれない。15:00 頃から雨、カミナリを交えてかなり降ってきた。日に焼けて体が熱い!、夜もウトウトしていた。
8/14
 4:30 起床、6:45 出発。本日は双六まで、天気余り良くない。三俣辺りからガスと小雨交じりとなる。三俣蓮華岳はパス、ガスで何も見えそうもない。双六岳もパスしてトラバ−ス道を歩く。11:40 双六キャンプ場に着。 強い風と雨の中でテントを張る。もう慣れてしまったみたい。タオルが雑巾になる。夕方は晴れ間も出てきたが強い風は相変わらずで、石をテントの周りに積み上げる。四十九才の男性に双六で又会えた。明日彼は笠ヶ岳へ行くそうでお別れだ。明日は槍ヶ岳、バテないで登れるかなあ・・。天気は良いかなあ・・。体は少し疲れが、たまっているみたいだ。
8/15
 雨、停滞か?、迷う。皆テントを撤収して出かける。最後の方になってテントをたたみ、雨の中出かける。風と雨の中を槍ヶ岳へ向けてただ歩くだけ。千丈沢乗越の近くでザックカバ−を風に飛ばされてしまう。とにかく凄い風で体ごと飛ばされそうになる。槍ヶ岳の最後の登りはきつかった。雨と風で何も見えず足元をただ見つめて登るだけ、やっとの思いで槍の肩に着き、小屋に入りコ−ヒ−を注文して体を暖める。全身ずぶ濡れでテントを張る気持ちが無くなった。小屋泊まりにして濡れた物を乾かす(着たまま)。寝袋も冷たくとにかく寒い小屋だった。
8/16
 本日快晴!。朝方ガスが掛かっていたが晴天となる。槍の穂先に登る。頂上はかなり狭く十人も登れない感じ。ガスが流れる北鎌尾根、遠くに歩いて来た山々、これから行く山々、疲れもとれてしまった。快晴の中、東鎌尾根を下る。穂高岳がきれいに目の前にその姿を見せる。西岳への登りはきつく、顎を上げてしまう。きつい登りの中でも、咲いている高山植物を見るとカメラを向け疲れを忘れる。西岳からの穂高岳の眺めは良い。後は雲上散歩の様に北アルプスの山々を眺めながら、のんびりと行く。天気は、ほんとに良い。大天井岳 ?(午後の早い時)着。テントを張り、カメラを持って山頂へ行く。三百六十度の展望!、何と言ったらいいのか言葉が無い。遠く針ノ木岳の姿が印象に残る。次はあの山かな・・。天気が良くて夜も暑くて暫くは眠れなかった。明日は下山かと思うと寂しい。よく此処まで歩いてきたと感心すると共に、足を治して良かったと・・・。
8/17
 少し雲が出てきた。通り雨になるかかもしれない。燕岳の手前(蛙石)の近くで雨になる。 暫くすると雨は上がり燕山荘に着く頃には上がっていた。早い昼食を済ませ、カメラを持って燕岳へ行く。わずかな登りでも疲れている為か息が乱れる。中房温泉へ長い下りを行く。とにかく長い!。合戦尾根だ!。これを登る気はしない。汗が流れて・・・・とにかく長い下りを降りきり、温泉へ。ビ−ルが旨い!。ほんとに旨い!。長い山行が終わった。 タクシ−で有明へ。楽しい思いで(辛い事も有ったが)を一杯詰めて帰る。良く頑張った!。

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薬師岳

薬師平キャンプ場

北ア・薬師岳〜水晶岳〜槍ヶ岳〜燕岳

8月8日〜17日

折立-太郎平-薬師岳-黒部五郎岳-鷲羽岳-雲の平-水晶岳-
                     双六岳-槍ヶ岳-大天井岳-燕岳-中房温泉